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第4回:プロファイリングの詳細を見る
著者:ビーブレイクシステムズ  益原 祐介   2005/10/31
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実行フロー:Execution Flow

   実行フローはプログラム実行の全体を調査します。横軸がプログラムのスレッド、縦軸が実行時間を表します。時間がかかっている箇所などを特定するのに有効です。

   それでは実行フロー・ビューを開いてみましょう。

   図1の「Profiling Monitor」ビューで対象アプリケーションを右クリックして、「Open With → Execution Flow」で実行フロー・ビューを開くことができます(図5)。
実行フロー統計ビュー
図5:実行フロー統計ビュー
(画像をクリックすると別ウィンドウに拡大図を表示します)


UML 2.0のトレース/相関図:UML2 Trace Interactions

   UML 2.0のトレース/相関図は、プログラムの実行結果を基にクラス間/インスタンス間のシーケンス図や、スレッドのトレース図をグラフィカルに表示することができます。

   それではUML 2.0のトレース/相関図ビューを開いてみましょう。

   図1の「Profiling Monitor」ビューで対象アプリケーションを右クリックして、「Open With → UML2 Class Interactions」を選択してください(図6)。

UML2トレース相関ビュー
図6:UML2トレース相関ビュー
(画像をクリックすると別ウィンドウに拡大図を表示します)

   UML 2.0のトレース/相関ビューで、メニュー・バー右端の「▼」印を選択すると表示される「Switch to」を使用すれば、オブジェクト単位(Object Interactions)、スレッド単位(Thread Interactions)に表示を切り替えることができます。

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株式会社ビーブレイクシステムズ 益原 祐介
著者プロフィール
株式会社ビーブレイクシステムズ  益原 祐介
Javaスペシャリスト
九州大学文学部卒業。在学中は考古学の研究、遺跡の発掘作業を行う。その後、情報システムに興味を持ちビーブレイクシステムズに入社。徹底した社内教育によりJavaエンジニアとなる。現在は社内技術レポートの執筆や技術雑誌への寄稿を行い、社内の技術力の向上に貢献。


INDEX
第4回:プロファイリングの詳細を見る
  はじめに
  メモリ統計:Memory Statistics
実行フロー:Execution Flow
  プロファイラのアタッチ