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Eclipse WTPによる標準開発ツールの提供
Eclipse WTPによる標準開発ツールの提供

第2回:Eclipse WTPでHello World
著者:ビーブレイクシステムズ  富岡 隆幸   2005/12/1
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サーバを起動する

   必要な環境が整ったので、サーバを起動して動作確認をします。J2EEパースペクティブ上で「Sample」プロジェクトを右クリックし、「実行 → サーバーで実行」を選択します。「サーバーで実行」ウィザードが表示されるので、「Tomcat v4.1 サーバー」を選択し(図6の1)、「終了」ボタンをクリックします(図6の2)。
サーバで実行
図6:サーバで実行

   サーバの起動と同時にEclipse内のブラウザも起動され、図7のように「サーバー」ビューで確認できます。

Webブラウザと「サーバー」ビュー
図7:Webブラウザと「サーバー」ビュー
(画像をクリックすると別ウィンドウに拡大図を表示します)


Webブラウザで動作確認する

   Webブラウザで動作確認をする場合、EclipseとWebブラウザを切り替えていました。しかしEclipse内でWebブラウザが使用可能なので、単純な動作のチェックであれば簡単に行えるようになりました。

   それでは、「Hello World」が表示されることを確認します。今回はindexページを作成していないので、Webブラウザには初期表示でディレクトリ一覧が表示されています。URLアドレスバーに「http://localhost:8080/Sample/HelloWorldServlet」と入力し、図8のように「Hello World」と表示されれば確認完了です。

「Hello World」を表示
図8:「Hello World」を表示
(画像をクリックすると別ウィンドウに拡大図を表示します)


サーバを停止する

   サーバを停止させる場合は、「サーバー」ビューにおいてサーバを選択し、停止ボタンをクリックしてください。

「サーバー」ビュー
図9:「サーバー」ビュー
(画像をクリックすると別ウィンドウに拡大図を表示します)

   また、J2EEパースペクティブ上で「Sampleプロジェクト」を右クリックし、「デバッグ → サーバーでデバッグ」を選択することで、デバックモードでサーバを起動させることが可能です。


まとめ

   今回は基本に忠実に「Hello World」の出力を行いました。従来のようにEclipse WTPなしでは、サーバの直接起動や“web.xml”の自動編集時点ですでに2、3個バラバラなプラグインを用いていたのではないでしょうか。しかし、Eclipse WTPの魅力はそれだけではありません。次回はDB系の機能を紹介してみようと思います。

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株式会社ビーブレイクシステムズ 富岡 隆幸
著者プロフィール
株式会社ビーブレイクシステムズ  富岡 隆幸
大学卒業後、一貫してWebアプリケーションの開発に従事。
その後、オープンソースの可能性に惹かれビーブレイクシステムズに入社し現在に至る。目下、ソフトウェアアーキテクチャの勉強中。最近はアジャイル開発とSpringなどのDIが関心事。


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第2回:Eclipse WTPでHello World
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サーバを起動する