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最新CMS導入ガイド〜ビジネスCMSの可能性〜 |
第4回:ビジネスで使うCMSの最新トレンド 〜 後編
著者:彼方 金子 明敏 2006/8/1
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詳細なアクセス権限設定で、組織内「漏洩」を防止
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CMSは、Webサイトの運営フローを明確に定義し、制作から公開・非公開までのすべての作業を監視対象にします。作業ごとにアクセス権限を設定するほか、Webを構成するページへのアクセス権限設定を行います。
例えば「ALAYA」では、ページだけではなくその構成要素である画像やテキストに対してもアクセス権限の設定が可能です。
このようにCMSを活用したWebサイトでは、情報の不正な取り扱いをシステム的に阻止することで、IRや自治体の採用情報、発注見通しなどの情報が、公開前に組織内外に漏洩することやその改竄を防止します。
通常、Webサイトに公開される情報は、事前に作成し、公開する体裁に整え、しかるべき承認を受けた後、公開日時まで待機するというフローをとります。
しかし、それが公開直前まで厳密に関係者外秘の機密情報であっても、そのセキュリティを確保するために物理的にネットワークから切り離された1台のパソコンや媒体に公開1秒前まで置いておく、というような状況は現実的ではありません。また人為的なミスの介入する危険性を無視できません。
こうした情報をCMSで扱うことで、情報漏洩・改竄の防止はもちろん、人為的ミスによる漏洩や誤った情報掲載を未然に防ぐことが可能になります。
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高い柔軟性とセキュリティの両立
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最新のビジネスCMSには、アクセス権限の設定や運用フローの設計に高い柔軟性を持つものがあります。フローにそう処理権限と、ページやその構成要素ごとのアクセス権限とをうまく組み合わせることで、商品画像やロゴのような厳密に管理されるべきデータを社内の一定組織内で共通に掲載利用できる(かつ変更は管理者のみ可能)な素材として、複数のページで利用するというような使い方もできます。
また、承認フローを多重に設定するなど、フローを柔軟に設定することで、例えば外部制作会社へほぼすべての制作をアウトソーシングしている場合でも、CMSで制作・進捗管理を行い、社内の負担を増やすことなくセキュリティ管理を含めたサイト運営のすべてをハンドリングすることも可能です。
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ビジネスCMSで最適解を
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企業や自治体Webサイトにとってもはや「待ったなし」となった3つの要件、「アクセシビリティ」「コンプライアンス」「情報セキュリティ」を2回に渡って概観してきました。時代の要請に対し、ビジネスCMSの活用によって、皆さまのWebサイトの特性と組織に合致した最適な解を導いていただければと思います。
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次回予告
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第5回は「CMS活用事例」と題して、CMSを実際に利用している企業や自治体の利用シーンを紹介します。CMS「ALAYA」の豊富な事例を通して、ビジネスCMSの導入効果を具体的に解説します。
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彼方株式会社
1995年よりWebマガジン「teleparc:テレパーク」(運営:富士通)の企画・制作・運営を行っていたテレパーク編集部が母体となり2001年に独立。企業・自治体サイトから中田英寿オフィシャルホームページといったエンターテインメント系サイトまで、自社製CMS を主軸にきめの細かいソリューションを提供中。
http://www.kanata-jp.com/
彼方コンテンツマネジメントシステム「ALAYA(アラヤ)」
10年以上にわたるWebサイト構築・運営経験を元に、制作現場のニーズを反映し開発したコンテンツマネジメントシステム。Webサイト運営の効率化はもとより、アクセシビリティ・コンプライアンス・情報セキュリティといった近年のWebサイトに求められる要件にお応えします。
http://www.kanata-jp.com/product/index.html
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著者プロフィール
彼方株式会社 金子 明敏
1995年から10余年にわたるWebサイト構築・運営のノウハウを活かし、自社開発したコンテンツマネジメントシステム「ALAYA」のプロダクトマネージャ。
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