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リッチクライアントCurlの特徴と導入実態
第4回:Curlの適用事例(前編)
著者:
セントラル・コンピュータ・サービス 松永 俊思
2005/6/7
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ERPパッケージ ProActive E
2
(住商情報システム株式会社)
住商情報システム株式会社のERPパッケージのProActiveシリーズは、1993年の販売開始以降、多くの中堅・中小企業が導入しています(2005年3月時点で3,172社、6,784サイト)。これまでにクライアントサーバシステム型、Webシステム型がリリースされていますが、2005年4月にCurlを適用したProActive E
2
が新たにリリースされました。
ProActive E
2
はセグメント管理などの幅広いユーザのニーズに対応したことと、操作性が優れたWeb環境パッケージであることがその特徴となっています。2005年6月現在は財務会計、管理会計サブシステムを中心としたリリースで、今後は比較・分析のニーズに応えた新たな機能の拡張などが予定されています。
分割ウィンドウ(振替伝票入力画面)
ProActive E
2
の画面構成は、左側にユーザごとに使用可能な機能一覧、右側には選択された機能画面に加えて、関連操作のためのポップアップウィンドウで構成されています(図3)。
図3:振替伝票入力画面
(画像をクリックすると別ウィンドウに拡大図を表示します)
ERPパッケージとして提供されている膨大な機能については、前回説明したパッケージ構成のCurlアプリケーションが採用されています。これに合わせて、マスターやコードテーブルの項目選択処理をポップアップウィンドウにすることで、伝票項目全体がわかりやすい画面構成にすることができました。勿論、各項目の入力に当たっては、入力属性や桁数の自動処理やチェック処理がなされています。
ミドルウェア連携(帳票インターフェイス)
財務会計・管理会計では各種管理帳票・伝票など、多くの帳票出力があります。そのため全面的にCurlを適用するのではなく、帳票用のミドルウェアと連携した構成になっています。
なお、Curlの優れた機能の1つとして、Webシステムでクライアントネットワーク上のローカルプリンタに出力できる帳票インターフェイスがあります。
図4:合計残高試算表(PL)
(画像をクリックすると別ウィンドウに拡大図を表示します)
組織階層図表示
ERPパッケージの導入にあたっては組織のマッピングが必要となります。ProActive E
2
は、マスターメンテナンス機能で定義した組織の階層図表示にCurlらしい表現を使っています。
図5:部門情報メンテナンス
(画像をクリックすると別ウィンドウに拡大図を表示します)
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著者プロフィール
セントラル・コンピュータ・サービス株式会社 松永 俊思
メインフレーム、クライアントサーバ、Webシステムと基幹系から情報系アプリケーションシステム開発を実施。また、開発支援パッケージとして「MagicAnswer for Notes」(NotesDomino設計要素解析ツール)の製品監修を担当。2002年より営業に転じ、企業の情報システム課題に対する提案を進めている。Curlは次世代アプリケーション像として、2004年より取り扱う。問い合わせE-mail:
curlsales@ccs.co.jp
INDEX
第4回:Curlの適用事例(前編)
Curlの発展
操作性向上に特徴のある適用事例
ERPパッケージ ProActive E2(住商情報システム株式会社)
情報把握・表現向上に特徴のあるCurl適用事例