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「IT予算の半分以上がホストコンピュータ経費」「ホストコンピュータ費用が0%」がそれぞれ約2割
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次にハードウェアの導入動向を見ていこう。ホストコンピュータ関連の費用(ハードウェア、OS、保守費用等関連費用すべて)は、IT予算のどの程度を占めているのだろうか。IT予算の何%を占めるかを聞いた結果が図3である。
図3:企業規模別IT予算に占めるホストコンピュータ費用の割合 (画像をクリックすると別ウィンドウに拡大図を表示します)
「IT予算の半分以上がホストコンピュータ関連費用」という企業は22.2%に上った。対して、ホストコンピュータ関連の費用が0%(ホストを持っていない)という企業も19.0%と約2割となった。
従業員数1000人以上の大企業では、ホストコンピュータを持っている割合は86.7%と高いが、IT予算に占めるホストコンピュータ関連費用の比率が50%を超える企業は14.1%であり、大企業ではホストを保持している企業も多いが、一方でダウンサイジングも積極的に行われていると推察される結果となっている。
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ホストコンピュータの削減は一段落か
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ホストコンピュータの台数・金額の前年度からの動きをまとめたものが図4である。
図4:年度別ホストコンピュータの増減 (画像をクリックすると別ウィンドウに拡大図を表示します)
前年度より減少したと答えた企業は、02年度が13.1%、03年度が14.5%であったのに対し、2004年度は10.1%にとどまった。金額ベースでも減少すると答えた企業が21.7%と前年を下回り、ホストコンピュータの減少傾向には歯止めがかかったと言える。
しかし、台数で21.7%、金額で30.6%の企業が2005年度の削減を見込んでおり、歯止めはかかったとはいえ、ホストコンピュータの減少傾向は今後も続くと見られる。
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著者プロフィール
日本情報システム・ユーザー協会
社団法人 日本情報システム・ユーザー協会
ユーザーの立場からの産業情報化の推進を目的とし、大手ユーザー企業を中心に、約250社の会員を擁し、経営とITに関する様々なテーマや、立場に応じた40以上の委員会、研究会、研究プロジェクトを実施し、毎年、各種調査・研究報告書の刊行や、提言を行っている。1962年、日本データ・プロセシング協会として創立、1992年社団法人日本情報システム・ユーザー協会として、全面的に拡充改組。
http://www.juas.or.jp/
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