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土日に極める「プロジェクト管理マスター」への道
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手法とツールで二人三脚のプロジェクト管理

2007/8/24
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国産プロジェクト管理ツールが登場

   「ソフトウェア」という視点に立ってプロジェクト管理を考えた場合、工程管理はもちろん、スムーズな進行を補助するためのツールなど、様々なものが存在する。しかし、その多くが海外で作られており、日本的なビジネスにはそぐわない点も多い。

   しかしそんな不安を取り除いてくれるのが国産のプロジェクト管理ツール「ProjectKeeper」と、その魅力を伝える連載「プロジェクト管理ツールProjectKeeperを試そう!」だ。
プロジェクト管理ツールProjectKeeperを試そう! プロジェクト管理ツールProjectKeeperを試そう!
第1回:プロジェクト管理とプロジェクトマネジメントの違い?
著者:サイオステクノロジー  與倉 和明
   ProjectKeeper(プロジェクトキーパー)は、サイオステクノロジーが開発したプロジェクト管理ツールで、2007年7月4日にオープンソースとして公開されました。ProjectKeeperは以下の5つをコンセプトとして掲げています。

  • オープンソースソフトウェア(ソースコードを公開しており、無償でダウンロードしてすぐに使える)
  • Webアプリケーション(情報がサーバに集約され、Webブラウザでいつでもどこでも使える)
  • 機能が統合されたツール(工程・スケジュール・要員・進捗を管理、グラフ・帳票出力)
  • 使いやすさ重視(マウス操作でスケジュールを描き、勤務表の感覚で実績を入力)
  • カスタマイズ可能(他のシステムとの連携、Webアプリケーションとのマッシュアップ)

表1:ProjectKeeperのコンセプト


   本連載では「ProjectKeeperが目指すプロジェクトマネジメント」について述べ、さらに実際の利用法にまで踏み込んでいく。


ツールからみたプロジェクト管理・プロジェクト管理からみたツール

   すでにプロジェクト管理に取り組んでいる方であれば、今自分にどんなサポートツールが必要なのかをかわかっていることと思う。そこでお勧めの連載が「徹底比較!! OSSプロジェクト管理ツール」だ。必要な機能がわかっているからこそ選択できる様々なツールを網羅し、紹介している。

徹底比較!! OSSプロジェクト管理ツール 徹底比較!! OSSプロジェクト管理ツール
第1回:こんなにあるオープンソースのプロジェクト管理ツール
著者:ケアブレインズ  内田 隆平
   プロジェクト管理用のソフトウェアといえば、定番のMicrosoft Office Projectをはじめ、これまで様々な商用の製品が存在しました。一方で、従来からオープンソースのプロジェクト管理ソフトウェアにも様々なものがあります。

   例えばソフトウェア開発に従事されている方であれば、Edgewall Software社が無償で提供している軽量バグトラッキングシステムの「Trac」を使ったことがあるのではないでしょうか。


   その一方で「プロジェクト管理ってどうすればいいの?」という方であれば、そこで必要なツールはそう簡単に「この1本」と選択することは難しいだろう。そこでプロジェクトの流れを大きく9つのフェーズに分け、その進め方とサポートツールを関連付けて紹介しているのが、本連載「実践プロジェクト管理」だ。

実践プロジェクト管理 実践プロジェクト管理
第1回:プロジェクトマネージャとプロジェクトリーダの役割とは
著者:システムインテグレータ  安治 理之
   システム開発プロジェクトを管理・遂行していくのは、大変に骨の折れる仕事です。見積もり手法1つを取ってみても、KKD法、FP法、COCOMO2、機能一覧法(積み上げ式)、LOC(Lines Of Code:プログラム行数)式など、思いつくままにあげても相当な数に上ります。

   さらに、最新の見積もり手法もキャッチアップしていくならば、先ごろ日本情報システム・ユーザー協会が発表した「システム開発プロジェクトの標準工期は投入人月の立方根の2.4倍」といった内容も考慮に入れていく必要があるでしょう。また、実務でのプロジェクト見積もりとなると、見積もり提出期限という制約や顧客からのRFP資料の不足など、様々なリスク要因が追加されていることも珍しくありません。

   見積もりはプロジェクト管理の一部に過ぎません。しかし、いまだどのシステム開発プロジェクトにもあてはまるような方法論がないことが、さらにシステム管理というタスクを強大なモンスターにみせているのではないでしょうか。

   このような困難な状況に立ち向かうためのプロジェクト管理技術は「羅針盤」とでもいうべき存在です。しかも、さらに複雑な要素が組み合わせられるべき技術のため「羅針盤(システムカットオーバーのイメージ共有)」と「スタッフ管理(進捗管理など)」「海の潮目読み能力(ステークホルダーの見極め、要件の整理)」などを総合した「航海術」とでもいうべきものが、今日の「システム開発プロジェクト管理」技術の本質だといえるでしょう。


   この2つの連載を通して、今自分に必要な「ソフトウェア」に出会ってほしい。

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INDEX
手法とツールで二人三脚のプロジェクト管理
  長く険しいプロジェクト管理マスターへの第一歩
国産プロジェクト管理ツールが登場