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仕事で使えるRed Hat Enterprise Linux徹底入門
企業で利用されているオープンソースソリューション
著者:
可知 豊
2006/9/19
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業務アプリケーション
ここでは業務アプリケーションの中から、代表的なオープンソースソフトウェア(以下、OSS)を取り上げる。
JasperReports - 帳票ツール
帳票ツールは、データベースと連係して利用するツールで、データベースからのデータを様々な書式に変換・出力する。レポートツールとも呼ばれる。例えば、データベースの出力を請求書や営業月報のような形式で印刷する際に用いる。代表的な帳票ツールとして、ビジネスオブジェクツ社の「Crystal Reports」がある。
「JasperReports」は、Javaプログラムに埋め込める高機能な帳票エンジンである。多くのソースから得たデータを表現力の高いリッチコンテンツとして画面に表示したり、印刷のためにPDF・HTML・XLS・CSV・XMLファイルに変換したりできる(図1、図2)。
図1:データベースの出力を帳票に変換する「JasperReports」
(画像をクリックすると別ウィンドウに拡大図を表示します)
図2:HTMLファイルとほぼ同じデザインでPDFファイルにも出力できる
(画像をクリックすると別ウィンドウに拡大図を表示します)
帳票のデザインはXMLファイルとして記述するが、ビジュアルに操作できる「iReport」や、Eclipseプラグインの「JasperAssistant」なども利用できる(図3)。
図3:帳票のデザインをビジュアルに行う「iReport」
(画像をクリックすると別ウィンドウに拡大図を表示します)
JasperReports
開発元:JasperReports Project
入手先:
http://jasperforge.org/sf/projects/jasperreports/
ライセンス:LGPL
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著者プロフィール
可知 豊
フリーのテクニカルライター・インストラクター。
もともとは、Windows用アプリケーションなどのガイドブックを書いていたが、最近では、OSSやOpenOffice.orgなどの解説を幅広く手がける。
http://www.catch.jp/
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