Web 2.0によってインターネットアプリケーションは次の世代を迎えています。本稿では、Web 2.0までのアーキテクチャの変遷を概観した後、その意味をアーキテクチャの視点から説明します。またWeb 2.0に対する企業レベルの課題について振り返り、それらの課題を解決するためのリファレンスアーキテクチャについても説明します。
Web 2.0アプリケーションはクライアント/サーバ型やデスクトップアプリケーションの機能性を元に、ブラウザベースのアクセス性やインストール不要のアプリケーション配布、サーバの集中管理といった利便性を組み合わせることで、エンドユーザの生産性と経営効率を画期的に向上させながらもITコスト削減を可能にしました。