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| Scalixとは | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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本連載で取り上げる「Scalix」とは、Linuxプラットフォ−ムで動作するメッセージング&コラボレーションソフトウェアです。開発当初はクローズドソースで開発していましたが、2006年よりオープンソースで開発されています。本連載では、Scalixの使い方やその仕組みについて解説していきます。第1回の今回は、Scalixの機能概要や製品体系について紹介します。 Scalixはヒューレットパッカード(以下、HP)の「OpenMail」を母体として開発されています。HPが2001年にOpenMail Version 7.0以降のアップグレードは行わないとの発表をした後に、Scalix Corporation(以下、スケーリックス)はHPからOpenMailのソースコードライセンスを引き継いで、Scalixの開発を開始しました。その後、操作性の向上をはかり、最新の機能を追加していきました。 つまりScalixは、OpenMailの15年以上の実績をベースにして、最先端のクライアント実装技術を付加したメッセージング&コラボレーションソフトウェアということができます。現在は有償版の2つのエディションと、無償版のエディションを提供しています。 2007年3月現在での有償版の導入実績は600社以上、無償版を使ったサーバ台数は1万台以上、利用者は100万人以上となっています。すでに様々な国、業種、規模の企業・組織で採用されているのです。 日本におけるScalix評価版のダウンロード数も、2006年10月28日から2007年2月末日までの約4ヶ月間で6,000を超えており、その関心の高さがうかがえます。日本語版のScalixは、以下のWebサイトよりダウンロードすることができます。
Scalix Japan(日本スケーリックス)
http://www.scalix.co.jp/ |
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| Scalixの概要 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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ScalixはLinuxをプラットフォームとして動作し、Microsoft Exchange Serverと類似した機能を提供するサーバ製品です。 Scalixは、SMTPサーバ機能を内蔵しているため、別途メールサーバを構築する必要はありません。またメール機能以外にも、グループウェアとして利用できる様々な機能を提供しています。 Scalixの機能は、表1に示すクライアントソフトウェアまたは方式で利用できます。
表1:Scalixを利用できるクライアントソフトウェア ただしクライアントごとに利用できる機能は異なります。クライアントと利用できる機能は表2の通りです。
表2:クライアント別の利用可能な主要機能 なお、Scalixの構造にはウイルス/スパム対策、負荷分散、メール/操作ログなどを取得するための仕組みが考慮されています。表2の機能の詳細や使い方などについては2回目以降に紹介していきます。 |
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