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> サンプルから学ぶ、Nexawebの機能
Nexaweb Studioで手軽にリッチクライアントアプリケーション開発
第4回:Format_サーバ側との連携を実現する
著者:
チェンジビジョン 岩永 寿来、豆蔵 長谷川 裕一
2007/6/19
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サンプルから学ぶ、Nexawebの機能
「
第2回:簡単に設定できる『Event Wizard』
」では、注文システムを例にクライアント側でイベントやデータ加工などの処理を行うMCO(Managed Client Object)と、XMLのデータを画面に貼り付けるデータバインドについて説明した。今回はクライアント側の処理としてUIに表示するデータのフォーマットを説明し、続いてサーバ側との連携方法について説明する。
図1:今回のサンプルの構成図
(画像をクリックすると別ウィンドウに拡大図を表示します)
フォーマット
テキストボックスなどのUIに表示するデータに対して、通貨記号や任意の日付形式で表示するフォーマット機能は、GUIを持つアプリケーションでは必須である重要な機能だ。そのためNexawebにはフォーマット機能として、日付や数値、メッセージなどのフォーマットを行う「フォーマッタ」がいくつか用意されている。
これらのフォーマッタは「java.text.MessageFormat」や「NumberFormat」などJavaが提供するフォーマットAPIを利用している。なおNexawebでは独自のフォーマッタを作成することも可能だ。今回は注文画面で表示する金額に対して、Nexawebが提供する「currencyFormatter」というものを用いてみよう(リスト1)。
リスト1:currencyFormatterの利用例
(画像をクリックすると別ウィンドウに拡大図を表示します)
currencyFormatterを利用するにはリスト1-(1)のように、利用したいフォーマッタタグを定義する。この時フォーマッタを特定できるid属性やフォーマットのパターンなどを指定ればよい。ここではフォーマットのパターンは必要ないので、idのみ指定している。次に金額が表示されるテキストをリスト1-(2)のように定義する。
iteratorタグでデータバインドする際は「{ *('price') }」のように「*」を用いる。しかしデータバインド時にフォーマッタを利用する場合は、リスト1-(2)のように「*」ではなく「bind」を利用して「iterator」で取得されたデータをUIにバインドしなければならないことに注意してほしい。
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著者プロフィール
株式会社チェンジビジョン 岩永 寿来
モデリングツールJUDEを開発しているチェンジビジョンで、ソフトウェア開発プロジェクトの見える化を支援するTRICHORDを開発している。最近は2DやJOGLなど3D技術に興味があり、クールなUIやエフェクトを日々探求している。共著として「Spring入門(技術評論社)」、「Spring2.0入門(技術評論社)」。
著者プロフィール
株式会社豆蔵 長谷川 裕一
XMLの技術開発やCORBA、EJBを使用したシステム開発などを経て、現在はアジャイル開発プロセスの導入から工学的なソフトウエアプロセスの策定、オープンソースプロダクトに関するコンサルタント、アーキテクトとして常に第一線で活躍。共著として「プログラムの育てかた 現場で使えるリファクタリング(ソフトバンク)」、「Spring入門(技術評論社)」。
INDEX
第4回:Format_サーバ側との連携を実現する
サンプルから学ぶ、Nexawebの機能
サーバ側との連携
NexawebとSpringとの連携
どのようなビューを表示するかを定義する