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Debian最新事情

第2回:Debianの最新版「etch」をインストールしませんか?(後編)

著者:日本Linux協会会長  野首 貴嗣   2007/7/17
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パッケージのインストール(その1)

   「第1回:Debianの最新版「etch」をインストール(前編)」に引き続き、Debianの最新版である「etch」のインストール手順を解説します。

   ユーザ設定が終わると、パッケージのインストールに進みます。netinstは必要最低限のベースシステムをすべてCD-ROMに収めているので、最初はそれらをインストールします。このステップは自動的に行われます。
ベースシステムのインストール
図1:ベースシステムのインストール
(画像をクリックすると別ウィンドウに拡大図を表示します)

   次に、パッケージマネージャの設定画面に移ります。netinstを使っているため、ネットワーク上のミラーサーバを使うかどうかを聞いてきます。ここでは「はい」を選択してください。

ミラーサーバ利用の可否
図2:ミラーサーバ利用の可否
(画像をクリックすると別ウィンドウに拡大図を表示します)

   ミラーサーバを選択する画面になります。ここでは、現在Debian JP Projectが提供している「自動的に適切なミラーサーバを選択するためのシステム(CDN)」を設定するため、選択画面の一番上にある「情報を手動で入力」を選択します。

ミラーサーバを選択
図3:ミラーサーバを選択
(画像をクリックすると別ウィンドウに拡大図を表示します)

   ミラーサーバのホスト名を入力する画面になるので、cdn.debian.or.jpと入力してください。

ホスト名を入力
図4:ホスト名を入力
(画像をクリックすると別ウィンドウに拡大図を表示します)

   続いてDebianパッケージのあるディレクトリの入力画面になりますが、ここはデフォルトで入力されている/debian/のままでよいので、単にEnterキーを押してください。

ディレクトリ名を入力
図5:ディレクトリ名を入力
(画像をクリックすると別ウィンドウに拡大図を表示します)

   最後に、HTTPプロキシの設定を行う画面になります。ここはURL形式で入力してください。proxyが不要であれば、空欄のままEnterキーを押してください。

proxyを設定
図6:proxyを設定
(画像をクリックすると別ウィンドウに拡大図を表示します)

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日本Linux協会会長 野首 貴嗣
著者プロフィール
日本Linux協会会長  野首 貴嗣
1999年よりNamazu Projectに開発者として参加し、現在のバージョン2.0系列におけるプラグイン関連の設計を主に担当した。2000年よりDebian Project開発者としてパッケージのメンテナンスを中心に活動。2002年より特定非営利活動法人フリーソフトウェアイニシアティブの理事も勤めている。

Namazu Project
http://www.namazu.org/
Debian Project
http://www.debian.org/
特定非営利活動法人フリーソフトウェアイニシアティブ
http://www.fsij.org/


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