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第2回:MySQLを使う準備

著者:野村総合研究所  松野 洋希   2007/7/30
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MySQLの設定

   「第1回:MySQLはじめの一歩」では、MySQLの機能や特徴の説明、インストールまでを行いました。

   このままでも、MySQLを利用することはできますが、ほとんどの設定が初期状態のため、MySQLを使ったアプリケーションをいざ作成しようとしても、日本語の文字化け(文字コードの未設定)や重要なテーブルが削除されてしまう(権限の未設定)など、様々な問題が発生してしまいます。

   そこで今回は「MySQLを使う準備」と題して、MySQLを使う前に必ずやっておきたい基本的な設定内容について、コマンド操作を交えながら説明していきます。

MySQLを設定するには?

   MySQLの設定は、以下の3つの方法によって行うことができます。

  • 設定ファイル(my.cnfやmy.ini)
  • mysqldデーモンを起動する際のオプション
  • mysqlクライアントからのSET命令(本連載では説明を割愛します)

表1:MySQLの設定方法

   「設定ファイル」による設定は、MySQLのもっとも基本的な設定方法になります。設定はプログラムごとに場所(セクションと呼びます)を分け、設定値を記述していきます。

   設定するプログラムとしては「mysqld(MySQLサーバ)」「mysql(MySQLクライアント)」「mysqldump(MySQLのデータ取得)」などがあります。この設定ファイルによる設定方法は後ほど紹介します。

   「mysqldデーモンの起動する際のオプション」による設定は、MySQLサーバを起動する際に実行する、以下のコマンドに続けて行います。

$ /usr/local/mysql/bin/mysqld_safe

   記述方法は、「--(ハイフン2つ)」+「パラメータ名」=「設定値」を複数個つなげて、設定内容を指定します。

   例えば、読み込ませる設定ファイルを指定する場合は以下のように「--defaults-file」というオプションを指定します。

$ /usr/local/mysql/bin/mysqld_safe --defaults-file="/etc/my.cnf" &

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株式会社野村総合研究所 松野 洋希
著者プロフィール
株式会社野村総合研究所  松野 洋希
情報技術本部  オープンソースソリューションセンター
大規模コンシューマ向けWebサイトのインフラ構築にあたり、オープンソースのフレームワークやミドルウェアの検証・評価に携わる。2003年、日本人としては初めてJBoss社の認定コンサルタントに合格。現在は、金融系システム基盤へオープンソースソフトウェアを適用するために設計・構築を行っている。

NRIオープンソースサポートサービス OpenStandia
http://www.nri-aitd.com/openstandia/


INDEX
第2回:MySQLを使う準備
MySQLの設定
  現在の設定値の確認
  MySQLのシャットダウン & 再起動