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楽々Framework IIでお手軽Java開発
こんなに簡単!楽々Framework II
著者:
住友電工情報システム 九鬼 務
2007/8/10
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楽々Framework IIとは
JavaのWebアプリケーションフレームワークとして、オープンソースのStrutsをお使いの方は多いと思います。「商用フレームワークなんてStrutsと大差がないでしょう」と思っている方もいらっしゃるかもしれません。
しかし商用フレームワークはここ数年で目まぐるしく進化しました。生産性・品質・保守性の向上を追求するだけでなく、リッチクライアント機能やAjaxの活用といったユーザビリティの追求や、開発環境としての機能など、各社しのぎを削りながら機能アップをはかってきました。
各社の製品にはそれぞれ特徴がありますが、今回は「部品組立型開発」を特徴にしている「楽々Framework II」というプロダクトを紹介します。
楽々Framework II
http://www.sei-info.co.jp/products/products_fw_top.html
簡単なマスタメンテナンス画面の作成
楽々Framework IIの特徴を説明するために、ここでは簡単なマスタメンテナンス画面を例に説明します。以下のコードは従業員マスタテーブルに従業員情報を登録するプログラムです。
従業員情報を登録するプログラム
(画像をクリックすると別ウィンドウに拡大図を表示します)
「これだけ?」と思ったのではないでしょうか。でもたったこれだけで、画面出力・遷移、エラーチェック、データベースへの登録までもが実装されているのです。実際の画面が図1〜3となります。
図1:入力画面
図2:エラーチェック
図3:結果画面
StrutsとHibernateなどのO/Rマッピングフレームワークを組み合わせ、上記のようなプログラムを作成する場合は、以下のようなファイルが必要です。
アクションクラスのJavaコード
画面のJSPコード
入力項目のバリデーションを定義する設定ファイル
アクションや画面のマッピングを記述したコンフィグレーションファイル
データベースへのアクセスを定義するO/Rマッピングフレームワークの設定ファイル
表1:必要なファイル
StrutsとO/Rマッピングフレームワークを組み合わせて作成した場合に比べ、楽々Framework IIを使うことでコード記述量も設定ファイル数も圧倒的に少なくなっていることがおわかりになられたでしょうか。
楽々Framework IIではJavaの部品化技術により、先ほどのプログラムにあるようなXML形式の簡易なパラメータ定義だけでプログラムを作成できるのです。さらにプログラムを数行追加するだけで、照会・更新・削除・CSVダウンロードなどの機能も実装することもできます。
では次に、楽々Framework IIにおけるJavaの部品化技術について焦点を当ててみましょう。
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著者プロフィール
住友電工情報システム株式会社 九鬼 務
ビジネスソリューション開発部フレームワーク技術課
入社3年目。楽々Framework IIの開発に従事。その傍ら、楽々Framework II開発講習の講師として全国を飛び回っている。最近ではテクニカルコンサルタントに従事しはじめ、楽々Framework IIを使った生産性の高いシステム開発手法をお客様に提案すべく日々精進している。
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