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リッチクライアントで変わるSFA!
SFAが抱える重大な課題とは
著者:
ビジネス・ワン 前野 秀行
2007/9/18
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SFAが抱える重大な課題
現在、多くの業務アプリケーションが市場に提供されています。それらの中でも経営層の注目をあびているのがSFA(Sales Force Automation:営業効率アップを目的とした営業支援ツール)と呼ばれるアプリケーションではないでしょうか。SFAの重要な役割とは、顧客と直接関わることの多い営業スタッフが顧客の意見などを蓄積したものを、営業力アップに結びつけることです。
しかしSFAを導入したにも関わらず、下記のようなことが課題となっていることも少なくないようです。
営業効率に思ったほどの変化がない
SFAとして期待される具体的な成果が得られない
顧客からの要望に素早く対応できない
表1:SFA導入後にも改善されていない課題
これらの課題は、営業スタッフが顧客の声を聞きながらも
システムへの入力に手間がかかって情報を蓄積できず、結果的に「ナレッジとして有効に活用できていない」
ために起きています。そのためビッグチャンスを逃しているケースも少なくないでしょう。
つまり、SFAの「操作性」が向上することで、このような課題を解決できるでしょう。
リッチクライアントによる操作性の向上
これまでのWebシステムはサーバで処理を行うことが多く、クライアントはサーバで加工した情報をWebブラウザなどで表示する仕組みが一般的です。しかしこの方法では、サーバに処理が集中するため、サーバへの負荷が高くなってしまいます。
図1:Webアプリケーションのしくみ
これに対しリッチクライアントは、サーバより必要最低限の情報を取得し、クライアントで必要に応じたデータ加工を行いながら表示しています。そのため、これまでサーバ側で行っていた一部の処理をクライアント側に移すことで、サーバ負荷やネットワークの負荷を軽減することになります。
さらにクライアントで処理を行うためにドラッグ&ドロップなどのリッチなユーザインターフェースを利用することができるので、従来のWebシステムと比べて操作性を向上できます。
図2:リッチクライアントのしくみ
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著者プロフィール
株式会社ビジネス・ワン 前野 秀行
システム開発部 プロジェクトマネージャー
東京都出身、長崎県在住。SI中心の会社を数社経て2002年にビジネス・ワンに入社。長崎県庁の電子県庁システムを担当し、現在はWeb系を中心とした提案・開発を行っている。妻1人、子2人。長崎弁は喋れない。
INDEX
SFAが抱える重大な課題とは
SFAが抱える重大な課題
リッチクライアントでSFAがどのように変化したのか
顧客の直接の声は、企業にとって重要な財産