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Hinemosではじめる運用管理〜運用設計の導入〜 |
第4回:Hinemosの監視設計その2
著者:NTTデータ 澤井 健 2007/10/23
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各種監視機能を使って運用監視を設計
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「第3回:Hinemosの監視設計」に引き続き、HinemosのHTTP監視/プロセス監視/SQL監視/エージェント監視/syslog-ng監視の各機能における設計の勘所を説明します。
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HTTP監視機能
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特定のURLの応答を確認する、もしくはHTTPによりサービス状態を確認する場合にはHTTP監視を行います。
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監視アーキテクチャ
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HTTP監視では、Hinemosマネージャーから特定のURLに対してHTTPリクエストを発行し、その返答であるステータスコードが「200」であることを確認します(注1)。
※注1:
ステータスコードが200以外の場合、重要度は「不明」と出力されます。
その上で、応答時間による閾値判定や取得したページ(レスポンス)の文字列マッチングにより、Webサーバ上で提供するサービスの状態を確認します。

図1:HTTP監視機能のアーキテクチャ
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監視設定のポイント
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HTTP監視は、ApacheなどのWebサーバに対して行います。ただし他の監視機能とは異なり、管理対象のWebサーバはURLで指定します。つまり、監視設定で指定するスコープは監視結果を画面表示する際にだけ使用されます。
監視間隔は監視対象のHTTPサービスの障害を検知したい間隔です。WebコンテンツのTOPページや専用のヘルスチェックページを用意し、目的のWebページに対して監視を行います。
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監視設定例
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「第2回:Hinemosの画面設計とリポジトリ設計」の図4では、2つのサブシステムがあります。HTTPサービスの死活が各システムのサービス状態の監視となる場合、表1のように設定します。

表1:HTTP監視の設定例 (画像をクリックすると別ウィンドウに拡大図を表示します)
システム管理者は「監視」用スコープを監視するため、HTTP監視機能では「監視」スコープ配下のスコープを指定します。
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著者プロフィール
株式会社NTTデータ 澤井 健
基盤システム事業本部 オープンソース開発センタ
2003年、株式会社NTTデータに入社。日頃はオリジナルなオープンソースソフトウェアの開発や、オープンソースソフトウェアを用いたシステム構築への技術支援に従事。
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