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Webアプリケーションの国際化
PHPコードを利用してWebアプリケーションを国際化する

第1回:Webアプリケーションの多言語対応

著者:Carl McDade   2006/5/17
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Webアプリケーションの多言語対応

   Webアプリケーションを多言語に対応させることはとても大変な仕事です。大抵の場合、この作業は倦厭され、多くのオープンソース・プロジェクトでは多言語化は実現されてきませんでした。しかし、オープンソース・プロジェクトのTODO リストを確認してみましょう。その中に、国際化に関する項目がリストアップされています。

   この連載では、ごく少数のPHPファイルと通常のHTMLファイルを使うことで、コードを簡単に国際化する方法を紹介します。この方法を利用することで、素早く簡単にメンテナンスを行い、できる限りプラットフォームに依存せずにコードを実行することができるようになります。

   実際に、国際化する方法を紹介する前に、要点を確認する必要があります。これらの要点を読めば、なぜ国際化やグローバル化を行う必要があるのかをより詳しく理解することができるでしょう。


グローバル化とは

   グローバル化(Globalization)とは、g11nと略されますが、世界市場でビジネスを展開したり、ソフトウェア製品を販売したりする場合に、ビジネス・アプリケーションに要求されるプロセスです。表1の統計資料をみてください。この資料を見れば、いかにグローバル化が重要であるか理解できると思います。

世界のインターネット利用と人口の統計
表1:世界のインターネット利用と人口の統計
(画像をクリックすると別ウィンドウに拡大表示します)

※注意: インターネットの利用と世界人口の統計は2005年11月に更新されたものです

   図1を見てわかるように、インターネットは世界中に普及しています。かつて、インターネットはアメリカが中心的な発生源となり、デフォルト言語として英語が中心に使用されていました。しかし、2005年11月現在では、デフォルト言語として必ずしも英語が使用されているとはいえません。

   また、各国によって使用している通貨単位は異なりますが、非常に多くのインターネット利用者が、同じデータ・フォーマットを使っていることを考えてみてください。成長段階にあるインターネット市場とともに、ソフトウェアが発展していくのであれば、グローバル化は成功の鍵となります。自分のプログラムが世界中の人に使われることを想像してみてください。それだけでも、非常にわくわくしませんか。

   では、次に、プログラムを世界規模で利用するために必要なステップを見て行きましょう。

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Carl McDade
著者プロフィール
Carl McDade
スェーデンに住むフリーランスのWeb開発者、兼プログラマー。Microsoftデータベース管理者の資格を持っており、1997年からWeb開発を行っています。開発期間のほとんどをドキュメント作成、コード作成、PHPコンテンツ管理システムの勉強に費やしています。Webサイト(http://www.hivemindz.com)で彼とコンタクトをとることができます。

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INDEX
第1回:Webアプリケーションの多言語対応
Webアプリケーションの多言語対応
  国際化とは
PHPコードを利用してWebアプリケーションを国際化する
第1回 Webアプリケーションの多言語対応
第2回 Webアプリケーションの国際化でデバッグ作業のリスクを減らすポイント
第3回 テキスト定義ファイルを用いたWebアプリケーションの国際化
第4回 テキスト定義ファイルを用いたWebアプリケーションの国際化 〜 その2
第5回 Webアプリケーションをローカル化するgettext関数
第6回 Webアプリケーションをローカル化するgettext関数 〜 その2
第7回 Webアプリケーションをローカル化する 〜 HTML定義ファイル