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システム企画担当者のためのBIシステム導入の勘所
〜速く、安く、確実に導入するには〜 |
第8回:BIシステムをつくってみる−実践編(3) 続・構築フェーズ
著者:アイエイエフコンサルティング 平井 明夫 2005/1/19
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読者の皆さん、こんにちは。前回は設計フェーズを実施した後、構築フェーズに少し入って、「製品ディメンション」の3つの階層を定義したところで終了しました。今回はその続きとして、製品ディメンションの階層間の、関係定義から開始します。
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構築フェーズ 〜多次元データベースの構築〜
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(1)続・ディメンションの登録 〜製品ディメンションの登録〜
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製品ディメンションのように複数の階層を持つディメンションの場合、階層間の関係を定義するためのキーが必要になります。OpenOLAPではこれを「リンクカラム」と呼び、リンクカラムの定義には、図1の画面でレベル間を結ぶ矢印をクリックします。
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図1:製品ディメンション登録画面 (画像をクリックすると別ウィンドウに拡大図を表示します)
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そうすると、図2のような入力フィールドが表示されます。左側には上位階層のキーカラムが表示されていますので、これに対応するカラムを右側のフィールドから選択します。
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図2:リンクカラムの定義画面
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製品ディメンションの3つの階層の間のリンクカラムを定義する場合、入力内容は以下のようになります。カラムの選択には、データウェアハウスのER図(図3)を参照します。
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- 製品クラスと製品ファミリーのリンクカラム: class_id
- 製品ファミリーと製品のリンクカラム: family_id
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図3:ソースデータのER図 (画像をクリックすると別ウィンドウに拡大図を表示します)
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以上で、製品ディメンションの登録が終了しました。
OpenOLAPでは、ディメンションの登録内容を確認するためにSQLビューアが利用できます。図1の画面の中段右にあるSQLビューアボタンを押すと図4のような画面が表示されます。
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図4:SQLビューア
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この画面で、上段がこのディメンションのデータをソースデータベースから抽出するためのSQL文、下段がそのSQL文の実行結果です。
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(1)続・ディメンションの登録 〜チャネルディメンションの登録〜
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次に、チャネル・ディメンションを登録します。登録方法は製品ディメンションと同様ですが、定義すべき階層が1つしかありませんので、リンクカラムの定義は必要ありません。チャネル・ディメンションを登録する際の入力内容は以下のとおりです。
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- ディメンション名:チャネル
- 合計値:"合計値"にチェックをいれる
- レベル名:チャネル
- テーブル:channel
- ロングネーム:long_name
- ショートネーム:short_name
- ソートカラム:chan_id
- キーカラム:chan_id
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著者プロフィール
株式会社アイエイエフコンサルティング 平井 明夫
日本DEC(現hp)、コグノス、日本オラクルを経て現職。一貫してソフトウェア製品の開発、マーケティング、導入コンサルティングを歴任。
特に、データウェアハウス、BI、OLAPを得意分野とする。現在、企業業績管理、管理会計などデータ分析ソリューションの短期導入を可能にするテンプレートやパッケージの開発を行っている。
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