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Eclipse WTPによる標準開発ツールの提供
Eclipse WTPによる標準開発ツールの提供

第2回:Eclipse WTPでHello World
著者:ビーブレイクシステムズ  富岡 隆幸   2005/12/1
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はじめに

   こんにちは、ビーブレイクシステムズの富岡です。前回はEclipse WTPの概念の説明とインストールまで行いましたが、今回からはEclipse WTPに実際に触れていこうと思います。今回はEclipse WTPを可能な限り簡単に動作させるために、1つのサーブレットを用いて「Hello World」を出力するサンプルを作成します。
Tomcatを導入する

   サーブレットを動作させるにはサーブレットコンテナが必要になるので、この機能を持ったアプリケーションサーバを準備する必要があります。本連載ではTomcatを使用していきますので、インストールをされていない方は、「Eclipse3ではじめるJava Webアプリケーション開発 第5回」の記事を参考にバージョン4.1.31をインストールしてください。


プロジェクトを作成する

   Eclipseのメニューバーから「ファイル → 新規 → プロジェクト」を選択し、ウィザードを用いてプロジェクトを作成します。「新規プロジェクト」ウィザードから「Web → 動的Webプロジェクト」を選択し、「次へ」ボタンをクリックします。

   表示された「新規動的Webプロジェクト」ウィザードの「拡張を表示」ボタンをクリックすると図1のような画面になりますので、プロジェクト名とサーバについての設定をします。

新規動的Webプロジェクト
図1:新規動的Webプロジェクト

   「名前」に作成するプロジェクト名として「Sample」と入力し(図1の1)、「モジュール・バージョン → 2.3」を選択して(図1の2)、「ターゲット・サーバー」欄右側の「新規」ボタンをクリックします(図1の3)。

   「新規サーバー・ランタイム」ウィザードが表示されるので、「Apache → Apache Tomcat v4.1」を選択し(図2の1)、「次へ」ボタンをクリックします(図2の2)。

新規サーバ・ランタイム
図2:新規サーバ・ランタイム

   「Tomcat サーバー」画面が表示されるので「Tomcat インストール・ディレクトリー」にTomcatをインストールしたディレクトリのパスを入力し(図3の1)、「終了」ボタンをクリックします(図3の2)。

Tomcatサーバ
図3:Tomcatサーバ

   再び図1の「新規動的Webプロジェクト」ウィザード画面に戻るので、「終了」ボタンをクリックしてください(図1の4)。新規にプロジェクトが作成されます。J2EEパースペクティブを開いていなかった場合は、J2EEパースペクティブに切り替える旨のメッセージが表示されるので、「はい」ボタンをクリックしてください。

   J2EEパースペクティブでは次の図4のように「プロジェクト・エクスプローラー → 動的 Web プロジェクト」のツリーの下にプロジェクトが表示されるようになります。

プロジェクト作成後のJ2EEパースペクティブ
図4:プロジェクト作成後のJ2EEパースペクティブ
(画像をクリックすると別ウィンドウに拡大図を表示します)

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株式会社ビーブレイクシステムズ 富岡 隆幸
著者プロフィール
株式会社ビーブレイクシステムズ  富岡 隆幸
大学卒業後、一貫してWebアプリケーションの開発に従事。
その後、オープンソースの可能性に惹かれビーブレイクシステムズに入社し現在に至る。目下、ソフトウェアアーキテクチャの勉強中。最近はアジャイル開発とSpringなどのDIが関心事。


INDEX
第2回:Eclipse WTPでHello World
はじめに
  サーブレットを作成する
  サーバを起動する