市場の変化やニーズを素早く感知し即応する「センス・アンド・レスポンド」、つまり変化を読み取りオンデマンドに対応できる「e-business on demand」という形態に発展させる
さらにビジネス全体に発展させて「オンデマンド・ビジネス」を提唱
表1:ビジネス形態の提唱
IBMはeServerやTotalStorageなどの基盤となる製品技術の機能向上やソリューション開発に注力し、ビジネスの変革を支える基盤の強化を続けており、2005年7月にオンデマンド時代に向けて、新たなシステム・パラダイムを推進するために5年間にわたるITインフラ・システムの新たなコンピューティング・モデルと方向性を示す中期戦略「IBM Systems Agenda」を発表しました。
オンデマンド・ビジネスを支えるこれからのITインフラは、サーバー、ストレージ、ネットワークなど、それぞれの要素を個々のコンポーネントとして捉えるのではなく、有機的な「システム」として捉え、ITインフラの全体最適化と柔軟かつ回復力を備えたものにしていく必要があります。IBM Systems Agendaは、これまでの企業のITインフラの枠組みを変え、企業間のコラボレーションを実現することにより新たなシステム・パラダイムを推進させるものです。つまり、IBM Systems Agendaは従来からの取り組みをさらに発展させ、現在を未来へとつなぎオンデマンド・ビジネスを強力に推進しています。
IBM Systems Agendaは「Virtualization(仮想化機能の強化)」「Openness(オープンへの取り組み)」「Collaboration(協業・連携)」を柱として立ちあげたのです。