知る、つなぐ、試す

2008年3月7日(金)
Think IT編集部

コミュニケーション不全を解消せよ!

A氏:「来月の企画、進捗はいかがですか」

B氏:「どうも何も、C君が進めているだろう」

C氏:「え、私はDさんに承認をお願いしました」

D氏:「今はEさんの預りになっているはずだよ」

A氏:「Eさんは、特別休暇で1週間休みです!」

上記と似たような会話を近くで聞いたことはないだろうか。あるいは、今まさに自分はA氏の立場だ、という人はいないだろうか。仕事をしてい れば、少なくとも1度や2度はコミュニケーション不全が原因で発生する問題に直面したことがあるはずだ。組織が複雑化し、社員の立場が多様化すればするほ ど、その問題は根が深くなる。

問題を解消するべく、定期ミーティングを開催し、さらにプロジェクト管理システムやグループウェアなど導入しても、効果が今一つわかりにく い。しかも、J-SOX法の施行により、コンプライアンスを意識した体制作りが急務となっている。こんな悩みを抱える企業が増えている。

そこで最初に紹介するのが日本アバイアの提供するCEBP(Communications Enabled Business Processes)だ。

日本アバイアのCEBPは、ビジネスプロセスにおける従業員と経営者のコミュニケーション、従業員と顧客とのコミュニケーション、従業員間のコミュニケーションを管理し、意志決定や問題解決を迅速化させることを目指している。

ある案件が持ち上がれば、適切な関係者を選出して、利用可能な通信手段(メール、SMS、電話、携帯電話)を駆使して連絡を取る。関係者は最も適切な方式で自分の意思を伝えることができる。

これにより、従業員は誰に伝えるべきか、どこまで伝わっているか、といったコミュニケーションの管理をする必要がなくなる。さらに伝達漏れ、伝達ミスが減り、ビジネスプロセスを効率化することができるのである。

CEBPはソフトウェア、コンサルティング、サービスを含めた統合的なソリューションとして提供されている。CEBPについては、第2回でその考え方や支える技術、導入事例などを紹介していく予定だ。

アラートの見落としの危険

気が付きませんでした...をなくせ!

続いて監視業務をサポートする便利な機器を紹介する。

ネットワーク監視業務の肝は、異常発生時どれだけ早く異常を察知し、適切な対応を行うかにある。しかし、専任の監視員がいない場合やアラー ト通知がコンピュータの端末やメールだけに送られる場合、状況によっては異常発生を見逃してしまい、対応が遅れてしまうということがある(図2)。

「すみません、席をはずしていて画面のアラートを見落としていました」とうなだれても時すでに遅し。初動態勢の不備がさらに別の障害を起こしたり、お客様の信頼を失ったりと、散々な結果になるのである。

こんな時に頼りになるのが、パトライトのネットワーク監視表示灯だ。これは、機器の異常やネットワーク障害などが発生した時、3色の表示灯が点灯・点滅を繰り返し視覚的に訴える。

ブザー音を鳴らすこともできるため、監視端末のすぐそばに待機していないくても、大丈夫だ。さらに、遠隔地の管理者にはメールの通知なども可能だ。

ネットワーク監視表示灯の詳細機能や便利な使い方は、第3回に公開予定だ。続いては、ネットワークの乗っ取り攻撃を検知する世界初のシステムを紹介する。

“オープンソース技術の実践活用メディア” をスローガンに、インプレスグループが運営するエンジニアのための技術解説サイト。開発の現場で役立つノウハウ記事を毎日公開しています。

2004年の開設当初からOSS(オープンソースソフトウェア)に着目、近年は特にクラウドを取り巻く技術動向に注力し、ビジネスシーンでOSSを有効活用するための情報発信を続けています。クラウドネイティブ技術に特化したビジネスセミナー「CloudNative Days」や、Think ITと読者、著者の3者をつなぐコミュニティづくりのための勉強会「Think IT+α勉強会」、Web連載記事の書籍化など、Webサイトにとどまらない統合的なメディア展開に挑戦しています。

また、エンジニアの独立・起業、移住など多様化する「働き方」「学び方」「生き方」や「ITで社会課題を解決する」等をテーマに、世の中のさまざまな取り組みにも注目し、解説記事や取材記事も積極的に公開しています。

Think ITメルマガ会員登録受付中

Think ITでは、技術情報が詰まったメールマガジン「Think IT Weekly」の配信サービスを提供しています。メルマガ会員登録を済ませれば、メルマガだけでなく、さまざまな限定特典を入手できるようになります。

Think ITメルマガ会員のサービス内容を見る

他にもこの記事が読まれています