WordPressをチューンアップする!
パーマリンクの設定
パーマリンクとはブログ記事ごとに割り当てられるURLのことです。
管理画面の「パーマリンク設定」画面で変更でき、日付入り、通し番号など4種類の基本設定から選択できます。また、カスタム構造で、カスタマイズしたパーマリンクを設定することも可能です。
パーマリンクをカスタム構造で設定するには、図2のように「カスタム構造」欄に「パーマリンク構成タグ」をスラッシュで区切って記入します。この際、はじめと終わりにもスラッシュが必要です。「パーマリンク構成タグ」の種類は、WordPress日本語版の公式サイト(http://snipurl.com/b5dyt)を参照ください。
図2では、記事URLが「http://example.com/カテゴリー名/記事名」となる設定です。URLに記事名を入れることで、ソーシャルメディアやほかのブログなどでURLが表示された際に記事の内容を容易に推測でき、クリックされる確率が高くなります。
ここで注意点が2つあります。
まず1つ目は、「http://www.example.com/blog」のような階層でブログを運営している場合、この後にカテゴリ名、記事名と続くとURLが長くなってしまう点です。このようなときは、カテゴリ名を省いて、「http://www.example.com/blog/記事名」とするほうがスッキリして見やすいでしょう。
2つ目は、記事タイトルをそのまま日本語URLとして使用する場合、長い記事タイトルだと当然URLも長くなってしまう点です。このようなときは、投稿時に記事のパーマリンクを短い日本語に編集するか、半角英数に編集することを検討すると良いでしょう。長すぎる日本語URLは、トラックバックを送信したときに相手方で正確に読み取ってくれないなどの障害につながることもありますので、注意してください。
変更したパーマリンクを自動でリダイレクトするプラグイン
すでにブログを運営していて、途中でパーマリンク構造を変更すると、これまで書いた記事のパーマリンク構造もすべて変更されてしまいます。
つまり、以前のリンクは機能しなくなるということです。また、当然被リンク効果もなくなります。
解決方法は、それまでの記事URLを新しいURLに1つずつリダイレクトすることですが、記事が多数ある場合にはかなりの手間でしょう。
そんなときに便利なのが、「Permalink Redirect WordPress Plugin」(http://scott.yang.id.au/code/permalink-redirect/)です。このプラグインは変更前のパーマリンク構造と、変更後のパーマリンク構造を入力するだけで、すべての記事の旧URLを新URLに301リダイレクトしてくれます。
インストールや利用方法は、「パーマリンクの変更後、旧アドレスでもアクセスできるWordPressのプラグイン」http://coliss.com/articles/blog/wordpress/plugin/wordpress-plugin-permalink-edirect.html)で解説されていますので、参考にしてください。