米Appleが「Swift」をOSSとして公開、1位Java、2位Python…12月のPYPL言語ランキング発表、ほか

2015年12月11日(金)
吉田 行男
米国Apple社は3日、「Swift」をOSSとして公開。コミュニティサイト「Swift.org」を開設し、ソースコードは「GitHub」で公開しています。

こんにちは、日立ソリューションズの吉田です。

街には、クリスマスツリーやイルミネーションがきれいに飾り付けられて年末のムードが漂っていますが、気温は依然15度ぐらいあり11月頃の陽気です。まだまだ気温が上下するようですので、体調に気を付けましょう。

今週もOSSに関する注目すべきトピックをとりあげましたので、ゆっくりとご覧下さい。

米Microsoft、「Edge」のJavaScriptエンジン「Chakra」をオープンソース化へ

米国Microsoft社は5日、同社のWebブラウザ「Microsoft Edge」のJavaScriptエンジン「Chakra」をオープンソース化すると発表しました。「Chakra」のコアコンポーネントを「ChakraCore」として来年1月にGitHubで公開する予定ですが、ライセンスについてはまだ発表していません。Microsoftは「Chakra」を2008年に開発し、WebブラウザではInternet Explorer(IE)9から導入しています。高速起動・稼働をめざして開発され、Edgeだけでなく、Azure DocumentDB、Cortana、Outlook.com、TypeScript、Windows 10 IoT CoreのNode.jsなどでも採用しています。

(参照記事:http://www.itmedia.co.jp/news/articles/1512/06/news012.html

米Appleがプログラミング言語「Swift」をOSSとして公開、Linux対応も

米国Apple社は3日、プログラミング言語の「Swift」をOSSとして公開しました。同社はコミュニティサイトとして「Swift.org」を開設し、ソースコードは「GitHub」で公開しています。Swiftは同社が2014年に発表したプログラミング言語で、15年6月の開発者会議「WWDC15」でSwiftのOSS化を発表していました。今回GitHubで公開したソフトウエアとしては「Swiftコンパイラー」や「標準/コアライブラリ」、「パッケージマネージャー」などがあり、いずれも「Apache 2.0」ライセンスで公開しています。また、今回リリースしたSwiftコンパイラーは、従来対応する「iOS」と「OS X」に加えて、新たに「Linux」にも対応しました。

(参照記事:http://itpro.nikkeibp.co.jp/atcl/news/15/120403970/

「PHP 7」正式版リリース、11年ぶりのメジャーアップデート

プログラミング言語「PHP」の開発チームは3日、メジャーアップデートとなる「PHP 7」(バージョン7.0.0)の正式版を公開しました。バージョン6は開発途中でキャンセルされたため、2004年7月にリリースされたPHP 5以来、11年ぶりのメジャーアップデートとなります。PHP 7では、新バージョンのZendエンジンを搭載し、「PHP 5.6」に比べて2倍以上のパフォーマンス向上を実現したほか、スカラー型宣言、戻り値の型宣言、null合体演算子「??」の追加など、各種の改良と新機能を搭載しています。

(参照記事:http://cloud.watch.impress.co.jp/docs/news/20151204_733718.html

Pythonが成長、12月PYPLプログラミング言語ランキング

2015年12月の「PYPL PopularitY of Programming Language Index」が6日に公開されました。PYPLはGoogle検索エンジンにおいてプログラミング言語のチュートリアルが検索された回数から、対象となるプログラミング言語がどれだけ話題になっているかをインデックス化したもので、チュートリアルの検索回数を人気度と位置づけてランキングしています。2015年12月は先月と同じ傾向が続き、1位Java、2位Python、3位PHP、4位C#、5位C++となっっています。Pythonは成長傾向が続き、PHPは下落傾向が続いています。

(参照記事:http://news.mynavi.jp/news/2015/12/07/459/

米Red Hat、コンテナベースのPaaS基盤「OpenShift」の最新版などを提供

米国Red Hat社は2日、Linuxコンテナを使用したアプリケーションの開発とデプロイメントのための包括的な製品である「OpenShift Enterprise」の最新版「3.1」と、クラスター化されたコンテナアプリケーションのためのオーケストレーション基盤「Atomic Enterprise Platform」のパブリックプレビュー版の提供を開始すると発表しました。OpenShift Enterpriseは、コンテナベースのアプリケーション開発、デプロイメント、実行および管理をサポートするPaaS基盤で、Atomic Enterprise Platformは、クラスター化されたコンテナアプリケーションのデプロイメントや実行、管理のためのオーケストレーション基盤です。両者を組み合せることで、コンテナベースのアプリケーションを実行するための包括的な基盤を構築できます。

(参照記事:http://it.impressbm.co.jp/articles/-/13064

編集後記

今週は、いわゆる「人間ドック」に行ってきました。幸いなことにさまざまな数値は今のところ問題ないようで、両親に感謝しなければと思っています。とはいえ、これから年末に向けて、ほぼ毎日忘年会の予定が入っているので、十分に気をつけながら、今年一年を友人たちと振り返りたいと思います。

2000年頃からメーカー系SIerにて、Linux/OSSのビジネス推進、技術検証を実施、OSS全般の活用を目指したビジネスの立ち上げに従事。また、社内のみならず、講演執筆活動を社外でも積極的にOSSの普及活動を実施してきた。2019年より独立し、オープンソースの活用支援やコンプライアンス管理の社内フローの構築支援を実施している。

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