第2回 「Box2DFlashAS3」を試す!

Box2DFlashAS3とは?

 Box2DFlashAS3は、Erin Catto氏の作ったC++用の物理シミュレーションエンジンのライブラリ「Box2D(http://www.box2d.org/)」をAS3に移植したものです。オープンソースで提供されています。このデモ(http://box2dflash.sourceforge.net/)を見ればおわかりいただけると思いますが、実際の物理法則をシミュレートしてピタゴラスイッチのような世界を仮想的に作り上げることができます。

 Box2DFlashAS3の特徴として、C++から移植されたということもあり、物理シミュレーションの計算を行う世界(World)と、Flashネイティブのディスプレイオブジェクトは完全に別物として扱われています。ですので、物理計算の結果とディスプレイオブジェクトを適切に結びつけることではじめてFlash上で表示することができます。

 Box2DFlashAS3は手軽に物理演算を楽しむことができる優れたライブラリですが、それでも設定するパラメータは多岐にわたりますし、概念を理解するのは敷居が高いことだと思います。今回は個々のパラメータなどを細かく解説するのではなく、図1のように物理演算されたオブジェクトの動きの変化を楽しむということをメインに解説したいと思います。

 Box2DFlashAS3についてさらに詳しく勉強したいという方には「物理エンジンを使ったゲーム - Flash OOP Japan(http://cs3book.flashoop.jp/wiki/index.php?%E7%89%A9%E7%90%86%E3%82%A8%E3%83%B3%E3%82%B8%E3%83%B3%E3%82%92%E4%BD%BF%E3%81%A3%E3%81%9F%E3%82%B2%E3%83%BC%E3%83%A0)」のサイトがおすすめです。物理エンジン自体の解説もあり、ほどよく充実した内容となっています。

早速ダウンロードしてみよう

 今回のサンプルはAdobe Flash CS3 professionalで作成していますので、お持ちでない方はこちら(http://www.adobe.com/jp/downloads/?ogn=JP-gntray_dl_trialdownloads_jp)より体験版のダウンロードができます。Adobe IDをお持ちでない場合は作成する必要がありますので適宜作成ください。

 Box2DFlashAS3のライブラリはこちら(http://sourceforge.net/projects/box2dflash)よりダウンロードができます。現在、最新版は2.0です。ダウンロードしたものを解凍するとBox2DFlashAS3_2.0.0というフォルダができますので、次のページで紹介するサンプルはこのフォルダに入れてください。.flaファイル、.asファイルをBox2DFlashAS3_2.0.0フォルダ内のBox2Dフォルダと同階層におく必要があります。

著者について

林 俊之

NTTレゾナント株式会社 林 俊之

So-net、MSNを経て現在gooを運営するNTTレゾナントでデザインエンジニアとして勤務。UIデザイン、HTML開発、JavaScript開発を主軸に仕事中。iGoogleガジェットコンテストで「インプレスR&D インターネットマガジン賞」を受賞。http://www.goo.ne.jp/

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