いよいよこの連載も最後となりました。これまではロボットの部品を制御するソフトウエアの単位として、RTコンポーネント(RTC)の開発を説明してき ました。最終回となる今回は、本連載でこれまで開発したRTCを使って、1体のロボットを作ってみたいと思います。
さて、ここまでロボット用の標準化プロジェクトであるRTミドルウエアに準拠したRTコンポーネント(RTC)の開発手順についてお話ししました。前回はRTCの状態を変更するためのコンフィグレーションについて解説しましたが、今回はロボットを構成する重要な要素であるモータ(アクチュエータ)を制御 するRTCを作ってみましょう。
第2回でRTC開発の大まかな流れを見ました。今回はRTCの重要な機能の1つであるコンフィグレーションについて解説します。コンフィグレーションとはその名のとおり、RTCの状態変数を実行時に変更する機能です。例えば前回のような画像処理におけるしきい値などのパラメータ や、モータの制御パラメータ、センサーの感度などがコンフィグレーションで設定すべき値に相当します。
いよいよ今週はRTコンポーネント(RTC)の開発を始めます。RTミドルウエアのインストールとサンプルの実行は前回説明しましたので、それらは完了していることを前提としてお話ししていきます。
Think IT読者の皆さんは「RTミドルウエア」という言葉を聞いたことがありますか?わが国のお家芸とも言われるロボット技術(Robotics Technology、以下RT)ですが、日本発のRTの標準化プロジェクトが「RTミドルウエア・プロジェクト」です。
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