NTTデータ、OpenFlowフレームワーク「バーチャルネットワークコントローラ バージョン2.0」を提供開始

2013年1月31日(木)

NTTデータは1月29日、ソフトウエアによるネットワークの柔軟な制御が可能なSoftware-Defined Networking(以下、SDN)ビジネスの展開に向け、ネットワーク基盤技術「OpenFlow」を簡易に導入できるソフトウエアフレームワーク「バーチャルネットワークコントローラ バージョン2.0」の販売を2013年2月28日より開始すると発表した。

本フレームワークは、OpenFlowスイッチとの通信を行うVNC(Virtual Network Controller)-NOSと、スイッチング等のネットワーク機能を提供するVNC-AP(Application)から構成される。VNC-NOSの機能はVNC-NOS APIを通して利用することができ、サードパーティーがVNC-APを自由に実装できるアーキテクチャーを採用した。VNC-NOSが各ベンダーのスイッチの仕様の違いを吸収するため、VNC-APは各社スイッチとの接続性を意識する必要はない。これらにより、ネットワーク構築を行う事業者は、スイッチの仕様にとらわれることなく、顧客のニーズを満たすネットワーク機能を柔軟に構築することができる。

さらに、本フレームワークでは、VNC-Standard APとして仮想ネットワークを構築・制御する機能を提供する。本APは、OpenStackとの連携により、VNC-APを新たに開発することなくクラウドサービスを構築することが可能。

合わせて、NTTデータは本フレームワークの開発パートナーの募集を2013年2月1日から開始する。開発パートナーは本フレームワーク上に自由にネットワーク制御機能を実装することができ、SDNならではの柔軟なネットワークの制御が可能となる。



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