Pandora FMSによるカスタムグラフ、カスタムレポートの作成

2014年8月4日(月)
株式会社アールワークス

時間帯によるアラート通知先の変更

すでに述べたが、Pandora FMSでは、1つのモジュールに対して複数のアラートテンプレートを設定できる。アラートテンプレートは、それぞれに有効となる曜日と時間帯が設定できるため、時間帯によってアラートメールの送信先を変えたりといった、柔軟な運用が可能である。

例えば、モジュールが障害状態になった場合に、「平日9:00から18:00」と「それ以外」とで、アラートの通知先を変更したい場合であれば、

  1. 「平日9:00~18:00用」「平日0:00~9:00と18:00~24:00用」「休日用」の3つの障害状態用のアラートテンプレート
  2. 「平日9:00~18:00用」と「それ以外用」の2つのメール送信用 アクション

をそれぞれ用意し、対象のモジュールに設定する。

例えば、「平日0:00~9:00」および「18:00~24:00用」のアラートテンプレートであれば、図12のように、開始時間を「18:00」に、終了時間を「9:00」に設定する。

図12 平日0:00~9:00および18:00~24:00用のアラートテンプレート設定例
図12:平日0:00~9:00および18:00~24:00用のアラートテンプレート設定例

また、1つのモジュールに、「3つのアラートテンプレート」と「2つのアクション」を設定すると、エージェント詳細画面は、図13のようになる。

図13 平日9:00~18:00とそれ以外用にアラートテンプレートを設定した場合のエージェント詳細画面
図13:平日9:00~18:00とそれ以外用にアラートテンプレートを設定した場合のエージェント詳細画面
著者
株式会社アールワークス
1985年に株式会社アステックとして創業。2000年10月の株式会社アールワークス設立を経て、2005年6月より現在の1社体制に移行。同時に、社名を(株)アールワークス(Rworks, Inc.)に変更。
設立以来、IDC事業やITマネージドサービスを行い、そこで培ったネットワークインフラの運用ノウハウや、さまざまなソフトウェアを開発した技術力を結集し、現在、ITシステムのリモート運用サービスをはじめとして、インフラ構築、ハウジングやホスティングサービス、SaaS/ASP型のシステム監視基盤の提供を行う。単純なオペレーターではない技術提供をベースにした24時間365日の統合的なフルマネージドサービスを提供している。

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