Pandora FMSによるカスタムグラフ、カスタムレポートの作成

2014年8月4日(月)
株式会社アールワークス

今回は、Pandra FMSの実力を探りつつ、カスタムグラフ、カスタムレポートの作成と、時間帯によるアラート通知先の変更の方法を紹介する。

カスタムグラフの作成方法

ここでは、前回で述べた「システム情報の活用」で、SNMPコンソールを利用して登録した、ネットワークインタフェースの送受信オクテット数のグラフ作成を例にして、カスタムグラフの作成方法を説明する。

まず、管理メニューの「レポート管理」にある「グラフビルダー」をクリックするとグラフ管理画面になる。1つもカスタムグラフを作成していない場合には、図1のような画面が表示される。

図1 グラフ管理画面
図1:グラフ管理画面

ここで「グラフ作成」をクリックすると、グラフ作成画面になるので、適宜フィールドを埋めて、「作成」をクリックする。このとき、各フィールドの値は後から修正できるので、あまり深く考えずに、名前だけ設定して作成してしまおう。

作成に成功すると、「グラフを作成しました」というメッセージが表示され、画面右上にアイコンメニューが表示される(図2)。

図2 グラフ作成直後のグラフ作成画面
図2:グラフ作成直後のグラフ作成画面

グラフに表示するデータの選択は、グラフ編集画面で行う(図3)。グラフ編集画面は、グラフビルダー画面のスパナアイコンをクリックすると、アクセスできる。ここで、エージェントを選択すると、エージェントに登録されているモジュールが表示されるので、モジュールを選択し、「追加」をクリックする。

図3 グラフ編集画面
図3:グラフ編集画面

このとき、正常に追加できたら、「モジュールを追加しました」というメッセージが表示され、グラフ編集画面に追加したモジュールの一覧が表示されるようになる(図4)。モジュールを追加したら、アイコンメニュー左端のプレビューアイコンをクリックし、グラフ表示を確認しよう(図5)。

図4モジュール追加後のグラフ編集画面
図4:モジュール追加後のグラフ編集画面
図5 グラフプレビュー画面
図5:グラフプレビュー画面

プレビュー画面では、描画するデータの期間のほかに、グラフの描画方法(塗り潰しか折れ線か、および積み上げるか積み上げないか)も変更できるので、ここで見栄えを確認し、必要に応じてグラフの設定を変更しよう。このグラフの設定画面には、アイコンメニューのドライバーアイコンからアクセスできる。

著者
株式会社アールワークス
1985年に株式会社アステックとして創業。2000年10月の株式会社アールワークス設立を経て、2005年6月より現在の1社体制に移行。同時に、社名を(株)アールワークス(Rworks, Inc.)に変更。
設立以来、IDC事業やITマネージドサービスを行い、そこで培ったネットワークインフラの運用ノウハウや、さまざまなソフトウェアを開発した技術力を結集し、現在、ITシステムのリモート運用サービスをはじめとして、インフラ構築、ハウジングやホスティングサービス、SaaS/ASP型のシステム監視基盤の提供を行う。単純なオペレーターではない技術提供をベースにした24時間365日の統合的なフルマネージドサービスを提供している。

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