サンプルプロセス定義websaleについて
今回動作確認に利用するサンプルプロセス定義websaleは、商品の注文データ入力、注文データの内容確認、配送、入金番号の入力、売上げ計上の各タスクを各担当ユーザがそれぞれ行うセールスプロセスを定義したものです。
プロセス定義は上から順に、注文入力タスク(create new web sale order)をuserユーザが実行、注文データの確認タスク(evaluate web order)をmanagerユーザが実行、もし注文データに不足などがある場合はuserユーザに注文データの修正タスク(fix web order data)を依頼し、注文データが問題ない場合は配送(shipping)と支払(payment)を並列で実行、配送では商品配送タスク(ship item)を自動実行、支払ではshipperユーザが入金番号の入力タスク(wait formoney)を実行し、売上の計上タスク(update books)が自動実行し、配送と支払が完了後に終了状態(end)になるフローです(図1)。
jBPMコンソールではデフォルトでこのwebsaleを動かすためのユーザ定義がしてありますので、これらのユーザを使って動作確認ができます。ユーザ名と役割はそれぞれ、userが「顧客。注文データを入力」、managerが「マネージャ。注文データの内容確認」、shipperが「支払担当。入金番号を入力」となります。では動作確認をしてきましょう。
図1:websaleプロセス定義
(画像をクリックすると別ウィンドウに拡大図を表示します)
websaleプロセスの開始と注文データ入力
jBPMコンソールでユーザ/パスワードをuser/userとしてログインします。「Processes → websale → Examine → Actions → Start」でプロセスを開始します。
「Create new web sale order → Evaluate」で注文データを入力します。ここではボールペンを10個注文し、住所(address)に配送先「渋谷区恵比寿」を入力(番地は入力しない)してEvaluateを押します(次のページ、図2参照)。次の画面でコメント入力を求められますが無視してログアウトしましょう。ログアウトは画面右上のLog Outをクリックします。以降のステップも同様にログアウトしてください。 次のページ