第4回:プロセス定義からJavaクラスを呼び出す仕組み (2/3)

JBoss jBPMを試そう!

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第4回:プロセス定義からJavaクラスを呼び出す仕組み

著者:レッドハット 三木 雄平

公開日:2008/02/21(木)

jBPMプロジェクトの作成

では、実際にプロセスからJavaクラスを呼び出してみましょう。

その前に「第3回:15分でプロセスアプリケーションの開発」までの復習も兼ねて、今回は新しいプロセスを定義するところからはじめてみたいと思います。

まず、前回インストールしたjBPMグラフィカルプロセスデザイナで新しいプロジェクトを作成します。jBPMグラフィカルプロセスデザイナの「File → New → Project → JBoss jBPM → Process Project → Next」を選択し、開いたNew Process Project画面で適当なプロジェクト名を設定してください。

今回はプロジェクト名を「jBPMTestPrj」とします。また「Choose the Core jBPM Location for this project」は「3.2.2」を、「Generate simple process definition...」はチェックをせずに「Finish」を押します。

次に「File → New → Other → JBoss jBPM → Process Definition → Next」を選択し、New Process Definition画面のSource folderに「jBPMTestPrj/src/main/jpdl」を、Process nameに適当なプロセス名を定義して「Finish」ボタンを押してください。今回はプロセス名を「SimpleProcess」とします。これでプロセスを定義する準備が整いました。


(画像をクリックすると別ウィンドウに拡大図を表示します)

プロセス定義とjavaクラス

次にプロセスの定義をします。プロセス定義メニューにあるアイコンを選択し、プロセス定義フィールドに配置してください。これで新しいプロセスの定義が行えます。

今回はプロセス定義名のとおり、開始ノード、ステートノード、および終了ノードのみで構成される、シンプルなプロセスを定義します。各ノードに名前を付け、それぞれのノードをプロセス定義フィールドに配置し、Transitionで遷移させます。これでプロセス定義は完成です。

続いてJavaクラスを定義します。Javaクラスは先ほど紹介したTestHandlerクラスを使うことにしましょう。

jBPMグラフィカルデザイナで「File → New → Class」を選択します。New Java Class画面が表示されますので、Source folderに「jBPMTestPrj/src/main/java」を、Packageに「test」を、Nameに「TestHandler」をそれぞれ設定し、「Finish」ボタンを押します。

これでTestHandlerクラスが作成されますので、org.jbpm.graph.def.ActionHandlerインターフェースをimplementsし、execute()メソッド実装します。execute()メソッドでは、TestHandlerクラスが呼ばれたことが分るようにメッセージの出力を設定します。 次のページ


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レッドハット株式会社 三木 雄平
著者プロフィール
レッドハット株式会社  三木 雄平
JBossグループ ソリューション・アーキテクト
株式会社SRAを経て、2002年に日本BEAシステムズ入社。カスタマーサポートチームにて、アプリケーションサーバおよびJava VM(JRockit)のサポートを担当。その後、プリセールスチームにてSIP Servlet関連の製品に携わる。2007年よりレッドハット JBossグループにてプリセールスを担当。
音楽(聴く&演奏)大好き。最近はJazzyなベースとリズムに魅了されてます。


INDEX
第4回:プロセス定義からJavaクラスを呼び出す仕組み
  Let's try it!
jBPMプロジェクトの作成
  イベント定義
JBoss jBPMを試そう!
第1回 JavaエンジニアのためのBPMツールとは?
第2回 15分で試してみよう!
第3回 15分でプロセスアプリケーションの開発
第4回 プロセス定義からJavaクラスを呼び出す仕組み
第5回 例外の処理を見ていこう!
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