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イベント定義 プロセス定義とカスタムJavaクラスができましたのでいよいよ、イベントの定義になります。今回はstateNodeを出た後にJavaクラスが呼び出される様にイベントを定義します。 jBPMグラフィカルデザイナのプロセス定義フィールド上のstateNodeを選択し、下段のPropertiesウィンドウでEventsを右クリックで選択肢、New Eventを作成します。Event Typeには「after-signal」を選びます。再度、右クリックでNew Actionを選択し、GeneralタブのNameフィールドで適当なAction名を指定します。今回は「afterStateNode」とします。これでイベントの定義が完了しました。 続いてこのイベントから先ほど作成したTestActionHanderを呼び出すように設定します。 Propertiesウィンドウで先ほど作成した「afterStateNode」を選択し、Detailsタブをクリックします。Detailsタブ上のセレクトボックスでHanderを選択し、ClassNameに先ほど作成した、test.TestHandlerクラスを指定します(図3)。これでSimpleProcessからTestHandlerクラスを呼び出すことができるようになりました。 実行 では、いよいよ定義できたSimpleProcessを動かしてみることにしましょう。 最初に記載したとおり、今回はJava SE環境でjBPMを動かしますので、このSimpleProcessを読み込んで操作するProcessWorkerクラスを実装することにします。 このProcessWorkerクラスはプロセス定義を読み込み、そこに定義されているノードを進めていくだけの簡単なプログラムです。 TestHandlerクラスを定義した要領でリスト2のProcessWorkerクラスを定義し、jBPMグラフィカルデザイナの「Run → Run → Java Aplication」でProcessWorkerクラスを実行します。うまく実行された場合、jBPMグラフィカルデザイナ下段のConsoleウィンドウにデバッグ情報と共に、各ノード名とTestHandlerクラスから出力されたメッセージが表示されます。 今回はシンプルなプロセス定義とjavaクラスを利用してjBPMのプロセス定義からJavaクラスを呼び出す方法を解説しました。本記事を理解いた方々は、ぜひさらに複雑なプロセス定義から、複雑なJavaクラスを呼び出すことにチャレンジしてみてください。その際、今回プロセス定義の実行に利用したProcessWorkerクラスは便利なテストツールとなるはずです。 |
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