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オープンソースの適用可能性を示す
オープンソースの適用可能性を示す

第12回:OSSのプロがいなくても大丈夫必要なソフトの情報はこうして探す(後編)
著者:イーシステム  芝 国雄   2006/7/5
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生産性向上の評価は競合他社を対象にする

   フレームワークを使えば、システム開発の生産性は向上するだろう。だが、開発スケジュールもそれに応じて短縮されるので、開発現場の忙しさは変わらないかもしれない。

   こうした状況を打開するためには、図1のアクションが効果的だ。
フレームワークのライフサイクルと設計のパターン化で生産性向上
図1:フレームワークのライフサイクルと設計のパターン化で生産性向上

   フレームワークを1度でもシステム開発で使用すれば、標準のフレームワークに追加した独自のコンポーネントができあがるはずだ。これらを上手く整理し、次のシステム開発に流用していく。同時にシステム設計では、できる限り前述の標準的なフレームワークと、それに追加した独自のコンポーネントを使えるように配慮していく。そしてこの開発と設計を繰り返すことを忘れてはいけない。2回、3回と繰り返すことで、システム開発の生産性は加速度的に向上する。

   そしてこれが重要な点だが、生産性を検証する際の比較対象は競合他社にすることだ。前回のプロジェクトでも、自社の他部門のプロジェクトでもない。こうすることで、ビジネス面での優位性も推し量れるようになるだろう。

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イーシステム株式会社 芝 国雄
著者プロフィール
イーシステム株式会社  芝 国雄
グプタ事業部 部長
1995年、日本グプタ(現イーシステム)入社。米グプタ社製品の統合開発ツールの「Team Developer」、RDBMSの「SQLBase」といった製品の日本語化をはじめ技術支援や販売、マーケティング業務に従事。主に、ユーザ企業のシステム開発の現場で、システムの設計に関わる事前調査や助言などの上流工程から、プログラミング時のトラブルシューティングまで、幅広く支援していた。2000年4月、携帯電話を活用したワイヤレスソリューション事業の立ち上げに従事。2001年、グプタ事業に専念し、現在に至る。


INDEX
第12回:OSSのプロがいなくても大丈夫必要なソフトの情報はこうして探す(後編)
  はじめに
  フレームワークの設計思想を理解する
生産性向上の評価は競合他社を対象にする