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はじめて覚えるSQL Server 2005 Express Edition
はじめて覚えるSQL Server 2005 Express Edition

第4回:Webアプリケーションの開発
著者:システムインテグレータ   戸坂 龍太郎  2006/6/30
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新規登録画面の作成

   設定が完了したら、データを新規で入力するための機能を作成しよう。画面右側の表示を「データベースエクスプローラ」から「ソリューションエクスプローラ」に戻し、メニューバーから「Web サイト → 新しい項目の追加」を選択してDefault2.aspxという名前でWebフォームを追加する。

   Default2.aspxが作成されたら、画面左側のツールボックスの「データ」を開き、「Details View」をDefault2.aspxのデザインビューにドラッグ&ドロップすると次のような画面になる(図5)。

Details View
図5:Details View
(画像をクリックすると別ウィンドウに拡大図を表示します)

   これがデータを1レコード入力するための画面になるので、次にこの画面をデータに紐付けてみる。DetailsViewの右上にある三角形のボタンをクリックすると、DetailViewタスクが開く。

   そこでは、「データソースの選択 → 新しいデータソース」を選択し、データソース構成ウィザードを起動させる。続けて、データを取得する場所として「データベース」を選び、OKをクリックするとデータ接続の選択画面が開くので、データ接続先を設定する(図6)。

データ接続先の設定
図6:データ接続先の設定
(画像をクリックすると別ウィンドウに拡大図を表示します)

   次は、SELECTステートメントの構成画面で、「カスタムSQLステートメントまたはストアドプロシージャを指定する」を選択する。画面が進むと、SELECT・UPDATE・INSERT・DELETEそれぞれのSQLを定義することができる。新規登録画面なので、まずはSELECTとINSERTだけを定義しよう。

   SQLの定義には「クエリビルダ」を使っていくので、「クエリビルダ」ボタンをクリックして起動し、取得する項目・更新する項目と値を定義していく(図7)。

クエリビルダ
図7:クエリビルダ
(画像をクリックすると別ウィンドウに拡大図を表示します)

   登録日と更新日は画面入力ではなくシステム日付を登録するので、他の項目と異なりgetdate()関数を使用する(図8、図9)。

SELECTの設定
図8:SELECTの設定
(画像をクリックすると別ウィンドウに拡大図を表示します)

INSERTの設定
図9:INSERTの設定
(画像をクリックすると別ウィンドウに拡大図を表示します)

   定義が終わり、次の画面に進んでゆくとDetailsViewがデータに紐付いて作成される(図10)。

DetailsViewの作成
図10:DetailsViewの作成
(画像をクリックすると別ウィンドウに拡大図を表示します)

   今回作成するのはWebアプリケーションなので、ページデザインを変更する必要があるだろう。そのためには、HTMLソースを直接編集する、もしくはプロパティを変更してデザインを修正するといったことをするが、「オートフォーマット」を使ってあらかじめ用意されたデザインテンプレートを使用することもできる(図11)。

デザインテンプレートの使用
図11:デザインテンプレートの使用
(画像をクリックすると別ウィンドウに拡大図を表示します)

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システムインテグレータ 戸坂 龍太郎
著者プロフィール
システムインテグレータ  戸坂 龍太郎
株式会社システムインテグレータ勤務。自社開発のパッケージをベースにしたECサイトを年に数件立ち上げている。システム面・業務面ともに多数のECサイトを構築したノウハウを次の開発にどのようにいかすかを常に考え、日々勉強中。


INDEX
第4回:Webアプリケーションの開発
  Web+DBアプリケーションの開発
新規登録画面の作成
  コマンドボタンの配置
  Gridを使った一覧画面の作成