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徹底比較!! Microsoft SQL Server vs オープンソースDB |
第2回:各データベースのインストール手順の比較
著者:日立システムアンドサービス 鈴木 和義 2006/6/16
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システム構成チェック
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SQL Server 2005をインストールする前に行わなければならないのが前提環境の「.Net Framework 2.0」のインストールである。その後、SQLEXPR_ADV_JPN.EXEを起動すると各インストールファイル(MSI形式)を解凍して順次インストールを誘導してくれる。Windows SQL Server 2005のセットアップウィザードはシステム構成チェックがインストール前に環境をチェックしてくれる。
なお、インストール環境が推奨環境を満たしていない場合は警告を表示してくれる。今回は、Reporting Serviceが前提としているIIS(注3)をインストールしていないので、この点を含め2つの警告が表示された。
※注3:
IIS(Internet Information Services) Microsoft社のインターネットサーバソフトウェアであり、Webサーバ/FTPサーバ/SMTPサーバ/限定的なNNTPサービスなど、様々なサーバの機能を統合。
筆者の経験において、インストール時のトラブルは前提環境の不備であることが多いので、システム構成チェックの機能は非常にありがたいものである。

図1:システム構成チェック (画像をクリックすると別ウィンドウに拡大図を表示します)
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SQL Server 2005 Express Editionのインストールの流れ
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インストールの大まかな流れを図2に示す。

図2:インストールの流れ
このときユーザ情報登録の画面で詳細構成オプションを非表示にするチェックボックスを外すと、図2のほかにインスタンス名の変更/サービスアカウントに関する設定/照合順序の設定など詳細なウィザード画面を経由するが、新規の簡単なセットアップの場合はチェックしたままでよい。
なお、インストール完了時点では、「外部からのアクセスができない」「各種サービス機能が停止状態」となっており、必要な機能の活性化を行うためにセキュリティ構成ツールが用意されている。セキュリティ構成ツールで設定できる機能を示す(表2)。
- アドホックなリモートクエリ
- CLR統合
- データベースメール
- ネイティブXML Webサービス
- OLEオートメーション
- Service Broker
- SQL Mail
- Web Assistant
- Xp_cmdshellxp
表2:セキュリティ構成ツールによる設定項目
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著者プロフィール
株式会社日立システムアンドサービス 鈴木 和義
研究開発センタ 評価センタ 主任技師。サービス視点で各社製品の評価・選定に10年以上携わる。また、2005年からIPAのOSS推進フォーラムに参加し、オープンソースのAPサーバの信頼性を評価している。
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