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| OSSの導入率は5割弱 | ||||||||||
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ユーザの情報システムにおけるOSSの導入率(Linux含む)は48.8%になった(図5)。これは前回の調査結果の32%から16.8ポイントも増加している。この1年間でOSSの導入が急拡大していることがわかる。 OSSの導入率を業種別に見ると、「公共・公益法人」では93.1%と非常に高く、ほとんどがOSSを導入している。次に多い業種は「サービス業」の60.6%、「建設業」の54.1%と続いており、半数以上で導入されている。反対に最も導入率が低い業種は「プロセス製造業」の35.6%となっている。 これらの結果を前回の調査と比較すると、61.9%だった公共・公益法人は31.2ポイントも増えた。また、前回から最も導入率が向上したのが「金融・保険業」で、前回の22%から2倍以上の47.5%と急速に導入が進んでいることがわかる。金融業界は図2でも触れたように、ここ1年でLinuxサーバの導入が加速しており、それを含めたOSSの導入が活発化していることがうかがえる。 |
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| DBMS、アプリケーションサーバの利用が拡大 | ||||||||||
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OS以外の主要なOSSで最も利用率が高いのは、Webサーバソフト「Apache」の27.9%、続いてメールサーバソフトの「sendamail」が18.8%(図6)。さらにDNSサーバの「BIND」が13.2%となり、Web系システムで利用されるOSSの比率が高い。これらは前回調査と比較しても高い伸びを示している。 一方、OSSのDBMSを見ると、「PostgreSQL」が11.9%、「MySQL」は8.2%と比較的高い利用率となっている。とくにMySQLは前回調査の4.7%から大きく伸びている。また、Webアプリケーションサーバの「Tomcat」は前回調査の5.3%から2倍の10.6%に利用率が伸びており、導入が急速に進んだことがわかる。ただ、同じアプリケーションサーバの「JBoss」は1.3%と少ない。 Windows互換のファイル・プリンタ共有サーバソフトの「Samba」は、13.1%と高い利用率となっている。 |
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