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| ミドルウェアでの利用が増加 | ||||||||||
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Linuxサーバ上で稼動しているアプリケーションの種類としては、「メールサーバソフト」が54.7%と最も多く、次いで「Webサーバソフト」の52.7%が続き、フロントエンドにあたるWeb系システムでの利用が多い(図3)。前回の調査を見ても、上位2者の順位は反対になっているものの、この傾向は大きく変わっていない。 前回の調査と比較して変化が見られるのは、「データベース/データウェアハウス」と「Webアプリケーションサーバ」である。前回はそれぞれ12.5%と18.2%であったが、今回はデータベースが27.7%と15.2ポイント増、Webアプリケーションサーバが25.7%で7.5ポイントアップしている。これはWeb系での利用が顕著であったLinuxサーバが、その使用領域をデータベースやアプリケーションサーバなどのミドルウェア領域にまで拡大していることを示している。 その他では、「グループウェア/コラボレーション」や「ファイル/プリンタサーバ」での利用が共に20%強となっており、安定して利用されている。一方、「ERP/業務パッケージ」での利用は5.8%にとどまっており、Linuxサーバ上での基幹業務アプリケーション利用はまだまだ少ないという状況だ。 |
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| 強いRed Hat 系ディストリビューション | ||||||||||
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Linuxサーバを導入している中で、Linux OSとして利用しているディストリビューション別の導入率を見ると、「Red Hat Linux(ver6〜9)」が65.6%と圧倒的な導入率を誇っている(図4)。 ![]() 図4:Linuxディストリビューション別導入率 Red Hat Linux はRed Hat 社の現行バージョンである「Red HatEnterprise Linux」の前のバージョンであり、すでに同社の正式サポートは終了している。しかし、この結果からもわかるように依然として多くのユーザで利用され続けている。一方、Red Hat 社の現行バージョンであり法人向けに特化した「Red Hat Enterprise Linux」は25.7%となっている。 また、Red Hat 社がスポンサーとなり、Red Hat Linuxの資産を受け継いだコミュニティ中心の開発が行われている無償の「Fedora Core」は5.8%と4番目の導入率となっており、Red Hat系の導入率の高さが目立つ。 その他のディストリビューションでは、国産ディストリビューションであるターボリナックス社の「Turbolinux」と、United Linuxとして共同開発された「Turbolinux(United Linux)」が19.9%と3.2%になっている。同じ国産であるミラクルリナックス社の「MIRACLE LINUX」と日中韓で共同開発している「MIRACLE LINUX Asianux Inside」は2.6%。SuSELinuxを買収し、2004年から本格的に日本市場に参入してきたNovell社の「Novell SuSE Linux」は、2.3%とまだまだ少ない。 |
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