以降で述べるManagement/Provisioning/Monitoring Moduleは、Update Moduleとは異なり、Red Hat Enterprise Linuxのサブスクリプションに追加する形でサブスクリプション契約が必要となります。
Management Moduleによって提供される主な機能を表3に示します。
多数のシステムをグループ化して単一のシステムと同様に扱える
管理者に異なる権限やグループを割り当てる
RPMパッケージやシステム情報を元にシステムを検索可能
パッケージプロファイルを比較してシステムの違いを迅速に判別
表3:Management Moduleの主な機能
多数のシステムをグループ化して単一のシステムと同様に扱える
Linuxは他のOSと比べるとリモートでのメンテナンスが比較的容易ですが、それでも10台、20台とサーバ増えてくるとエラッタの適用だけでもかなりの作業を要します。実際の事例ですが、Red Hat Enterprise Linuxのアップデート(3〜6ヶ月ごとにリリースされ、通常200ぐらいのRPMパッケージで構成)時には、更新に3日もかかっているということです。これだけの時間がかかるのには2つ理由があります。