TOPプロジェクト管理> 勉強会
PHP開発手法
PHP開発手法

第7回:技術共有と向上を目指すユニークなウノウの取り組み

著者:ウノウ  佐藤 陽樹   2007/4/19
前のページ  1  2  3  次のページ
勉強会

   新しいスキルの習得を目的としているのが「勉強会」です。最近は「EmacsヘビーユーザによるEmacs勉強会」が開催されました。なお、使い慣れたエディタを変更するのはなかなか難しいのか、実施後もウノウの社内では多くのユーザが「vi」を使いつづけています。

   最近ではテーマや参加者の枠を広げ、より自由な勉強会へと発展しています。勉強会の内容は社内のWikiに掲載されており、参加できなかった人や後から入社した人もみることができるようになっています。

社内ブログ

   2007年の初頭に、ウノウでは社内ブログを導入しました。社員やアルバイトを問わず、全員が利用しており、以前はメーリングリストで流していた日報を社内ブログに切り替えました。

   導入の主な目的は以下の通りです。

メールの量を減らしつつも情報共有をスムーズにしたい
日頃ふと思ったことを書き、全員にみてもらうにはメールよりもブログが書きやすい
考え方のアーカイブをしたい
社内ブログのほうが気分的にコメントがしやすく、効果的に利用できる

表1:社内ブログ導入の目的

   現在ウノウでは、Wiki/グループウェア/メーリングリスト/社内ブログなどのツールがあり、それぞれを用途別に使い分けています。なおWikiについては、「第4回:Wikiによる情報共有」を参照してください。


ウノウラボブログ

   通常、社内のノウハウや技術情報を公開することには抵抗があるでしょう。しかし、オープンソースで開発を行うのであれば、そのメリットを受けるだけではなく、積極的にアウトプットを行って他のユーザに対してもメリットを感じてもらうことが、今後重要になると考えています。

   この考えに基づいて、ウノウではウノウラボブログとして情報公開を行っています。

ウノウラボブログ
http://labs.unoh.net/
ウノウラボブログを通して思った事感じた事
http://labs.unoh.net/2007/03/1_2.html

   このブログでは、社員による持ち回りで1日1エントリの掲載を目標にしています。持ち回りで書くことで、社員1人1人が、日頃からアウトプットできるような情報を追いかけるようになり、さらにそのような情報をまとめておく習慣がつきました。

   アウトプットする情報に関しても、各自ができるかぎり調べ、理解した上で書くことなるため、成果がでた際には自分自身の知識を深めることにもつながっています。さらに掲載した情報が不足していたり、誤っている場合に指摘してもらえることもあり、公開することの重要性をさらに感じられます。

前のページ  1  2  3  次のページ


ウノウ株式会社  佐藤 陽樹
著者プロフィール
ウノウ株式会社  佐藤 陽樹
1977年生まれ。2006年10月ウノウ入社。ゲーム関係の専門学校卒業後に入社した会社では、数年間のほとんどを携帯サイトの開発ですごす。良くも悪くも携帯に振り回される日々を送っている。


INDEX
第7回:技術共有と向上を目指すユニークなウノウの取り組み
  技術の共有と向上
勉強会
  交換オフィス