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Rubricksではじめる簡単・お手軽コミュニティポータル
第1回:Railsで構築されたオープンソースCMS「Rubricks」
著者:
アスタリクス 大西 正太
2006/11/10
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Rubricksの特徴
続いて、Rubricksが持つコミュニティポータル管理ツールとしての特徴を順に見ていきます。
コンポーネントアーキテクチャ
Rubricksでは必要な機能をオンデマンドで導入するために、次の図4のようにコンポーネントアーキテクチャと呼ばれる機構を採用しています。
図4:コンポーネントアーキテクチャ
(画像をクリックすると別ウィンドウに拡大図を表示します)
各コンポーネントは「rzipファイル」と呼ばれる形式で配布されています。所定のディレクトリにrzipファイルを配置し、設定画面からインストール管理を実施することで簡単にインストール可能です。
コンポーネントがRubricks本体から分離されているため、自分で必要なコンポーネントを開発してオープンソースで公開することもできます。
ブロックアーキテクチャ
多くのポータルサイトでは、様々な情報をカテゴリに分け、それぞれをタイル状に配置して一覧できるデザインとなっています。
Rubricksではこのようなページのタイル化を「ブロック」と呼ばれる単位で実現します。例えば、ニュースコンポーネントからは新着ニュースブロックが提供され、このブロックを次の図5のようにサイトの任意の領域に配置することで新着ニュースを表示できます。
図5:ブロックが配置されたトップ画面
(画像をクリックすると別ウィンドウに拡大図を表示します)
配置場所は自由に変更できるため、詳細なレイアウトを行えます。
また、Rubricksではブロックアーキテクチャをさらに一歩推し進めた「ダッシュボード/ウィジェット」機構も備えています。この機能をサイト上に配置すると、ショートカットキーを押すことで次の図6のようにダッシュボード上にブロックを内包したウィジェットを表示します。
図6:ショートカットキーからダッシュボードを起動
(画像をクリックすると別ウィンドウに拡大図を表示します)
普段はすっきりとした画面でサイトを活用しつつ、必要に応じてブロックの機能を利用することができるのです。
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著者プロフィール
株式会社アスタリクス 大西 正太
JavaEEフレームワークの設計構築や開発プロセス策定などの業務を経て、現在は新規ビジネス創生に携わる。Ruby on Rails上に構築したオープンソースのCMS「Rubricks」(
http://rubricks.org/
)のコミッタ。
INDEX
第1回:Railsで構築されたオープンソースCMS「Rubricks」
CMSについて
Rubricksの概要
Rubricksの特徴
Rails上での構築