危機管理 フェーズ |
BCMの基本方針(例) |
方針 |
概要 |
通常・ 準備期 |
オールハザード対応のBCPの策定 |
9・11同時テロ事件を受けて、災害別に策定していたBCPを、オールハザード(全災害)に対応できる包括的なBCPに更新。予期できない事態への対応に焦点を置いてBCPを策定。 |
災害時の責任・権限の明確化 |
法人、部門、現場(ホテル)レベル別に、災害準備・応急対応を体系化したBCPを策定。本部、地域、現場(ホテル)別に責任と権限を明確化。 |
包括的な緊急時・危機管理計画の明確化 |
事前・事中・事後にわたる非常時通信計画、避難計画、復旧計画などを策定。 |
危機管理体制・非常時通信の確立 |
ハリケーンシーズン中に、全組織および「危機管理チーム」にまたがってコミュニケーションを行う仕組みを整備。 |
警戒時・ 緊急時 |
非常時コミュニケーションの維持 |
ハリケーン警報発令後、各ホテルに緊急時指揮センターを設置し、地域復旧チーム、本社危機管理チーム、ホテル危機管理チーム間でコミュニケーションを毎日実施。 |
被災地域の責任者の意思決定の権限 |
災害時において、もっとも危機に直面している地域の責任者(地域管理者)に、応急対応に関する意思決定に関して完全な権限を与え、組織全体で支援。 |
復旧期 |
災害教訓の検証 |
災害を経験した後に、その教訓をBCPに反映。 |