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| Web 2.0時代のグループウェアを志向するNotes/DominoとLotus新製品群 | ||||||||||
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Lotusでは、先ほど述べた2つの方向に合わせた製品群となっている。 |
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| クライアントサーバ型の潮流 | ||||||||||
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従来のクライアントサーバ型システムの新しい流れは、2007年半ばに出荷が予定されているLotus Notes 8(クライアント側)とLotus Domino 8(サーバ側)に引き継がれる。 Lotus Notes 8の画面では、従来のメールやアプリケーションをポータル的に配置することが可能となっている。またRSSフィードやインスタントメッセージングなどの情報収集・コミュニケーションツールが標準機能で装備されている(図3)。 この特徴はWeb 2.0時代においては、社外からのタイムリーな情報収集やメール洪水に埋もれない迅速なリアルタイムコミュニケーションが重要であるという認識のあらわれである。 また、過去に蓄積された情報コンテンツそのものだけでなく、情報の創造にもっとも役立ちそうな「人」を迅速に探すという観点から、コンタクト情報関係の整備に重点が置かれている。 Lotus Notes 8は、その内部構造的にも、特にユーザインターフェース部分において、旧来のクライアントサーバ型からEclipseベースに書き換えを行っている。Expeditor(エクスペダイター)と呼ばれる、クライアント側のEclipseベースのマルチOS対応プラットフォームを導入している。 このプラットフォームにより、Webベースでありながら、Functionキーの割り当て、プッシュ型モジュール配信、オフラインでのWebアプリケーション活用などリッチクライアント機能を容易に実現しており、クライアント側におけるクライアントサーバ型とWebシステムの融合的活用を実現している。 |
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| ビジネス向けSNSツールの潮流 | ||||||||||
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Lotusが用意しているもう1つの新しい流れは、Lotus Connectionsという「ビジネス向けSNS(ソーシャル・ネットワーキング・サービス)ツール」である。 Web 2.0時代を理解する軸として、技術の進化に加えてユーザ世代の交代という要素が大きい。インスタントメッセージやSNSなどは、30歳を境目に大きく認知度が異なるといわれており、これは携帯メールの活用なども同じである。 COBOL・メインフレーム中心の世代がインターネットやWebブラウザを「便利かもしれないが遊びと区別のつかない怪しげなもの」としながらも、徐々に活用していった10数年前と同じことが今起こりつつある。 今から数年後には、会社や学校という組織の枠を超えてインターネット上のリアルタイムコミュニケーションを当たり前に利用している世代が、ビジネスで重要な役割を担うことになる。 彼らにとって使いやすいツールは会社で支給されるグループウェアに限らず、参照するコンテンツもインターネット空間上で多岐にわたっているであろう。これらを企業活動の観点から結びつけ、社内外のやり取りもメールだけではなくリアルタイムなインスタントメッセージに比重を置きつつ、情報の創造、蓄積、共有・配信、活用を行うものが「企業内SNSツール」である。 情報の創造プロセスでは個人での発想が「ブログ」に格納され、チームでのディスカッションによる創造は「コミュニティ」で行われる。蓄積段階ではインスタントメッセージでの会話、外部参照Web、OAツールのファイルなどを業務単位で整理する「アクティビティ」、情報共有・配信では「ドッグ・イア(共有ブックマーク)」、活用局面では知識・情報の持ち主を探してコンタクトを取るための「プロファイル」という要素が担う。 これら5つの要素を核とし、企業内で用いるためのセキュリティや運用管理ツールを加味した「新世代へ向けた実験的なグループウェア」をコンセプトとしてLotus Connectionsは開発されてこれら5つの要素を核とし、企業内で用いるためのセキュリティや運用管理ツールを加味した「新世代へ向けた実験的なグループウェア」をコンセプトとしてLotus Connectionsは開発されている。 Lotusは従来のグループウェアの範疇にとどまらず、今までもこれからも時代を牽引する立場を目指し進化を続けるグループウェアである。 |
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