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| ActiveSyncによるWindows Mobileとのデータ連携 | ||||||||||||||||
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Windows Mobileデバイスは、もともとPDAとして発展してきた性格上、PCとの連携を行うための同期機能を備えている。先にも説明したように、シリアルポートによってPCとWindows Mobileデバイスを接続し、あらかじめ設定したルールに従ってデータのやり取りを行うものだ。 基本的には同期元のクライアントPCに「ActiveSync」をインストールして行うことになる。なおWindows Vistaではこれに代わり「Windows Mobileデバイスセンター」を利用する。 ![]() 図2:PC側のActiveSync画面 主な目的としては、住所録をはじめとしたPIMデータの同期と、各種ファイルの転送、さらにアプリケーションのインストールなどがあげられる。では、それぞれの機能についてみていこう。 |
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| PIMの連携 | ||||||||||||||||
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PIMの連携では、以下のデータをやり取りすることができる。
表2:ActiveSyncで連携できるPIMデータ これらのデータは基本的にPC上のOutlookで扱うものと関連付けられている。Windows Mobile側では、それぞれが別アプリケーションで管理される仕組みとなっている。この連携機能によって、ビジネス上に必要なデータをWindows Mobileデバイスでも閲覧/編集することができる。 |
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| ビジネス文書の連携 | ||||||||||||||||
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ビジネス文書の連携機能では、WordやExcel、PowerPointといった日ごろ業務で扱う形式のファイルを転送し、Windows Mobile側でも表示できるというものだ。なおWordとExcelについては編集も可能だが、使える書式や関数に違いがあるため、あくまでも閲覧機能が主な使い方となる。 また最近ではPDFビューワや画像ビューワがあらかじめインストールされていたり、付属CD-ROMに収録されていたりするなど、Office系以外のファイルについても対応できる。閲覧のみであれば制限のあるWordやExcel形式ではなく、PDFや画像を利用するとよいだろう。 なお、Office OneNoteを導入した場合、Windows Mobile用のアプリケーションも用意されている。ActiveSyncで共有できる項目が追加されるのだが、手書きメモに対応していないなど、利用する上での問題もある。 |
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| Microsoft Exchange Server | ||||||||||||||||
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基本的にこれまで紹介したPIMの連携については、PCと直結し、ActiveSyncによって同期を行う。「必ずPCと直結する」ということは、外出中に変更したデータは反映されないということだ。帰社後に反映されるというのでは、ビジネスの即効性に欠けるだけでなく、せっかくの通信機能を活かしきれていないことになる。 しかしMicrosoft Exchange Serverを導入することで、ネットワーク経由での同期が可能になる。 その一方で、外部に対してサーバを公開するということに対して、セキュリティ上の不安も発生する。Microsoft Exchange ServerではSSLによる通信やパスワード認証によって安全性を確保するほか、さらに以下のような情報漏洩対策も行うことができる。
表3:Microsoft Exchange Serverの情報漏洩対策機能 |
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