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| 情報操作格差は、加速して拡大する | ||||||||||||
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効率的に情報を獲得する格差として、2つ目の「情報操作格差」も重要な要素要因となる。これはITリテラシーという言葉で表現されているときもある。 Web社会では、1日で瞬く間にあらゆるものが、陳腐化、コモディティ化していく。これまで最上の手段だと思っていたインターネット上での情報獲得方法が、すぐに非効率的なものへと成り下がっていくのだ。 例えば、「ポータルサイトの扱い方を覚えたばかりの人」と「うまい具合に検索結果を導き出す検索キーワードの勘所をつかみかけた人」、「RSSによって日々自分に興味のある大量の記事の見出しを流し読みし、注意を引いたものだけをピックアップして情報を獲得するスタイルを身につけた人」同士の間では、光ファイバなどの同じネットワーク環境を保有していたとしても、情報獲得効率には雲泥の差が生まれる。そして、この格差は情報量が多い人ほど改善される頻度が多く、効率性の差は縮まるどころか拡大する一方となるだろう。 この情報操作格差をみるために、1つの指標として「普段いくつのブログサイトをみているか」というアンケート結果をみてみたいと思う。情報発信ツールであるブログは代表的なWeb 2.0型ビジネスといえる。その先進的なサイトをいかに活用しているかについて、普段閲覧するブログサイト数という指標に置き換えてみたいと思う。 図2は世代別の閲覧ブログサイト数である。 ![]() 図2:世代別閲覧ブログサイト数(日々継続的に閲覧するブログサイト数) 出所:野村総合研究所 ブログを見ないユーザは世代があがるごとに多くなる。本格的に普及がはじまって3年程度のサービスであるため利用率は若年層が高い。しかし、それでも日常的に10個ものブログサイトを閲覧する50歳以上のインターネットユーザが5%もいるのは驚きである。これは10代、20代の約半数に匹敵するのだ。 |
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