Storage Foundation のコアとなる2つ目のコンポーネントは、VxFSファイルシステムです。VxFS は、POSIXに準拠した高機能、高性能のファイルシステムであり、UNIX系の主要なプラットフォームとLinux に対応しています。POSIXに準拠しているということは、UNIXのアプリケーションが変更や調整なしでVxFSのメリットを活用できる、という意味でもあります。
これらのコンポーネントを統合できるStorage Foundation には、データセンターやエンタープライズストレージ管理やファイル管理の問題に対する総合的なソリューションが用意されています。これはまさに、企業のコンピュータシステムに関する要件がますます範囲を広げ、複雑になっている中で、そのようなニーズに対応できるように機能を拡張していくことが可能なソリューションであると言えます
Storage Foundationの新機能
Storage Foundation のコアとなるVeritas Volume Manager(VxVM)とVxFSファイルシステムの最初のバージョンが登場したのは、1990 年代の初めでした。それから15年余りが経過し、UNIX系エンタープライズコンピュータシステムの性質も大きく変化してきました。