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| OpenLDAPのチューニング | ||||||||||||
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大規模システムを安定して動かすにはLinuxだけでなく、OpenLDAPのチューニングも必要です。例えばOSと同様にバッファサイズを大きくしたり、同時接続できるユーザ数を増やしたりします。 ここでもCentOS 4に標準同梱されているOpenLDAP 2.2の問題が発生しました。このバージョンでは同時接続ユーザ数が1024ユーザまで、という制限があります。つまりCentOS 4デフォルトのOpenLDAPでは1024以上のユーザが同時接続できなかったのです。 要件として数万ユーザからのアクセスを想定していたため、モジュールをコンパイルし直してシステム規模にあった値にまで増やしています。 |
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| BDBのチューニング | ||||||||||||
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BDBのバージョンに気をつける以外に、大規模システムを安定して動かすにはBDBのチューニングも必要となります。BDBにもオラクルデータベースなどと同じようにバッファサイズやチェックポイント間隔を指定するパラメータがあり、システムの負荷や規模にあわせて調整する必要があります。 特にデフォルトの設定ではチェックポイントが取られないため、瞬停などのシステムクラッシュでBDBが回復できなくなってしまうことがあります。 |
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| OSSで大規模システムを構築するには | ||||||||||||
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最初に述べましたがOpenLDAPやSambaでも、「大規模システムで問題なく利用できる機能、性能、品質」を持っています。しかし、これを安定して動かすにはしっかりした技術力と経験が必要になります。これは、当然商用製品でも同様のことがいえます。 一部の商用製品は、マニュアルに沿ってGUIをクリックしていくだけなので、うまく設定できたような錯覚に陥ることもあるのです。OSSは商用製品のような充実した日本語ドキュメントやGUI管理ツールがそろっていないため、どうしても敷居が高く感じられてしまいます。 しかし、本質的に必要な技術は一緒なのです。ただし、先に述べたようにLinuxディストリビューションの標準コンポーネントをデフォルト設定で使うと、まともに動作しないことがあるため、なおさら「OSSは使えない」と思われがちな状況があるのです。 OSSに限ったことではありませんが、大規模で信頼性のあるシステムを構築するならば、技術力と経験を持ったソリューションパートナーを見つけることが重要だと、いえるのではないでしょうか。 |
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