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いまさら聞けないApache〜Webサーバ構築のキソ |
第4回:バイナリパッケージからApacheをインストールする基本(後編)
著者:ビーブレイクシステムズ 木下 喜雄 2007/8/7
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ディレクトリ構成
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今回インストールしたapacheのディレクトリ構成は次の通りです。
図1:ディレクトリ構造 (画像をクリックすると別ウィンドウに拡大図を表示します)
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起動確認
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Apacheをインストールしたらさっそく起動確認をしてみましょう。次のコマンドを入力して実行してください。
# /usr/local/apache2/bin/apachectl start
次にWebブラウザで次のURLを指定して画面表示を確認します。
http://インストールしたマシンのIPアドレス/
図2:初期画面 (画像をクリックすると別ウィンドウに拡大図を表示します)
これで正しくインストールされ、デフォルトのトップページを確認することができました。なおApacheを終了させる場合は次のコマンドを入力し、実行してください。
# /usr/local/apache2/bin/apachectl stop
これでApacheが終了します。
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削除
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ソースコードからインストールしたApacheを削除する方法は非常に簡単です。なぜなら、インストールしたフォルダごと削除するだけなのです。
筆者の環境では次のコマンドでApacheを削除できました。
# rm -rf /usr/local/apache2/
以上でapacheの削除は完了です。
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まとめ
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以上がApachをソースコードからインストールする方法です。パッケージインストールの場合、手順は1つだけでしたが、ソースインストールの場合は6つの手順に増えました。
Step |
パッケージインストール |
ソースインストール |
1 |
apt-get install httpd |
前提環境整備 |
2 |
- |
wget |
3 |
- |
tar |
4 |
- |
configure |
5 |
- |
make |
6 |
- |
make install |
表3:パッケージインストールとソースインストールの比較
そのかわり、どのディストリビューションでもデフォルトでインストールした場合、同じディレクトリ構造にすることができます。また最新のセキュリティを適用することもできます。さらにソースインストールの場合、インストール先を自由に決めることもできます。そのため異なるバージョンのApacheを同じ環境に共存させ、テストすることも可能なのです。
次回はwindows環境へのインストールとSSL環境の構築について解説します。
<編集部より> 表3に一部誤りがあったため修正しました。(2014.10.2)
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著者プロフィール
株式会社ビーブレイクシステムズ 木下 喜雄
Javaスペシャリスト。前職ではCobol,VBを用いた大規模流通業向けシステム開発を行う。その現場で大規模システム構築時の開発効率の向上を目指してオブジェクト指向的な考え方を身につける。その後独学でJava言語を習得し、Java専業ベンダーであるビーブレイクシステムズに転職、現在は、Javaを用いた開発だけではなくお客様とのリアルコミュニケーションを実現できるマルチなエンジニアを目指し、日々奮闘中。
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