|
||||||||||||
| 前のページ 1 2 3 次のページ | ||||||||||||
| 気づきと合意でゴールを可視化 | ||||||||||||
|
ゴール分析を行う前に実施した、分析領域定義やステークホルダ分析、課題分析などの結果を踏まえ、達成すべきゴールを「ゴールモデル」という形で構造化および可視化します。そして、そのゴールを実現するための手段についても導き出します。 このゴールモデルを通じてステークホルダが本当に目指すべきゴールを見出し、共有し、合意を形成することを目指します。 MOYAではこのゴール分析が最も重要で、最も難しいタスクとして位置付けられています。それは、解決策の方向性や実現手段を具体的内容に落とし込むために、ゴールモデルとしてモデリングしなければならないからです。 重要かつ困難なタスクだからこそ、以下の表3のような効果が得られたときの手ごたえは計り知れないものがあります。
表3:ゴールモデルの効果 では、実際にゴールモデルはどのようにして作成されるのでしょうか。 ゴールモデルの組み方としては、まず分析領域定義からトップゴールを設定し、トップゴール配下のサブゴールを探索しながら進めていきます。 |
||||||||||||
| ゴール分析の実施 | ||||||||||||
|
ゴール分析は、分析領域定義で定義されたZを達成するためのゴールをゴールモデルという形で構造化・可視化し、その作成過程において合意形成した妥当なサブゴール・実現手段を選び出す作業です。 ゴール分析を行う前に実施した分析の結果を踏まえ、トップゴールの設定を行います。ここで活用できるものが、分析領域定義の内容になります。 分析領域定義で定義されたZをトップゴールとして配置し、その直下のサブゴールとしてXを配置します。トップゴールの直下に配置したXの下層を構造化していくことが、ゴール分析を容易にはじめるアプローチとなります。 ここで、例えばトップゴール直下にXとは別のサブゴールを見出した場合は「ゴール分析の段階で改めて重要な領域として捉えた」ないしは「新たな領域として構造化したことで気付いた」という状態になります。 トップゴール直下のサブゴールがXのみというわけではなく、前述したような状態も大いにありえます。 ちなみにYの扱いですが、YそのものをXのサブゴールとして配置してもよいですし、Yを細分化する/Yの内容を具体化することでXのサブゴールをイメージするといった使い方もできます(図2)。 トップゴールの直下に配置したXの下層を構造化する際には、以下を念頭に置きます(表4)。
表4:Xの下層を構造化する際に念頭に置く項目 最後に、モデル化されたゴールモデルから、サブゴールにおいて実現すべき具体的なゴールないし実現手段を、以下のような観点で選択します(表5)。
表5:サブゴール選択の観点 選択されたサブゴールを頂点として、その配下すべてのサブゴールを、重点領域として設定し、スケジュールやコスト、リソースとの兼ね合いを意識しながら、取り組むべき重点領域、ならびに実現手段をステークホルダ間合意のもと、絞り込んでいきます(図3)。 ![]() 図3:重点領域の絞り込み |
||||||||||||
|
前のページ 1 2 3 次のページ |
||||||||||||
|
|
||||||||||||
|
|
||||||||||||
|
||||||||||||
|
|
||||||||||||
|
||||||||||||
|
|
||||||||||||
|
||||||||||||



