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第4回:攻めの運用管理「IBMサービス・マネジメント」
編者:シンクイット編集部 協力:日本アイ・ビー・エム 渡辺 義明 2007/10/25
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サービス・マネジメント・プラットフォーム
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最初に紹介するのは、安定運用の基盤となるプラットフォーム階層の製品である「IBM Tivoli Change and Configuration Management Database(Tivoli CCMDB)」だ。

図2:Tivoli CCMDB (画像をクリックすると別ウィンドウに拡大図を表示します)
Tivoli CCMDBは、ITILでいう「構成管理」と「変更管理」を実装する製品である。
管理対象システム群のハードウェアからOS、アプリケーションのレベルまでの構成情報を属性や依存関係まで含めて自動的に検出し、一元管理することができる。対象システムにエージェントを導入する必要がないため「構成管理のために本番システムの構成を変える必要がない」ことが特徴だ。
また構成管理、変更管理プロセスのワークフローエンジンを搭載しているので、収集した構成情報の活用も可能である。
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プロセス管理
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ITILに基づく各種プロセス活動を実践するための製品が、プロセス管理の階層に位置づけられる「IBM Tivoli Service Request Manager(TSRM)」である。

図3:TSRM (画像をクリックすると別ウィンドウに拡大図を表示します)
TSRMは「サービスデスク」「インシデント管理」「問題管理」のワークフローを実装している。またオプションとして、変更・構成・リリース管理の実装も可能だ。さらに資産管理ソフト「IBM Tivoli Asset Management for IT」と同一のエンジンを採用しているため、資産管理と統合された運用体制を容易に構築できる。
プロセスエンジンとしてJ2EEを用いて構築されたWebアーキテクチャを採用しており、Tivoli CCMDBとの連携を含め、企業の業務環境に合わせて柔軟に対応できることも特長としてあげられる。
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運用管理
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最後に運用管理の階層の製品を紹介する。この階層にはシステム監視やジョブ管理、資源配布やセキュリティ管理など、システム運用の自動化や高品質化を実現する豊富な製品群が存在している。この中から、ここでは「IBM Tivoli Business Service Manager(TBSM)」を紹介する。

図4:TBSM (画像をクリックすると別ウィンドウに拡大図を表示します)
TBSMはカテゴリとしてはシステム監視製品に属するもので、システムの状態をビジネスの観点から監視し、SLA(Service Level Agreement)順守状況を管理する製品である。
特長としてはTivoli CCMDBとの連携によってサービス構造を管理し、さまざまなシステム監視製品からの情報を取り込んでビジネスインパクトを評価し、リアルタイムに表示することができる。またさまざまな職責に応じたビューの切り替えなども可能だ。
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システム運用をトータル・サポートする
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IBM Tivoli製品群にはこの他にも多くの製品がある。それらは単体でももちろんだが、柔軟に組み合わせることによってシステム運用をトータルサポートするように構成されている。そしてその背景にあるシステム運用思想が、IBMサービス・マネジメントなのである。
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著者プロフィール
日本アイ・ビー・エム株式会社 渡辺 義明
ソフトウェア事業Tivoli テクニカル・セールス & サービス
某国内大手ベンダーにて、顧客システム運用のエキスパートとして中堅、大手の多くのお客様のIT運用支援を手がける。2005年、ITILの資格認定である、ITIファウンデーションおよびITILマネージャーを取得。2007年、日本アイ・ビー・エム株式会社に入社。現在に至る。
http://www.ibm.com/jp/
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