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徹底比較!! Oracle & PostgreSQL
第9回:PostgreSQLの適用範囲を考える 〜 管理・運用編
著者:
ミラクル・リナックス 高橋 強
2005/12/1
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OEM dbconsoleを用いたリストア(リカバリ)実行の例
バックアップと同じく、すべてがGUIから操作でき、トラブル発生時のリストア作業を行う際には必ずDBMSは停止されます。まず、「メンテナンス」の「リカバリの実行」を選択します。
図7:リカバリの実行設定画面
(画像をクリックすると別ウィンドウに拡大図を表示します)
ここでPITRの指定を行ないます。なお、図7では日付指定を行っています。
注:
バックアップの採取日付以降である必要があります。
図8:PITRの指定
(画像をクリックすると別ウィンドウに拡大図を表示します)
「次へ」を選択して、ファイルをリストアする位置を設定します。通常はデフォルト位置です。
図9:ファイルをリストアする位置の指定
(画像をクリックすると別ウィンドウに拡大図を表示します)
DBはLinux上にあるため、デフォルトの文字コードはEUCです。Webブラウザ上では文字化けしていますが、リストアに問題があったわけではないので、図10の画面が表示されれば正常に終了したこととなります。
図10:文字化けした完了画面
(画像をクリックすると別ウィンドウに拡大図を表示します)
まとめ
DBMS停止中に行うコールドバックアップについてはOracleとPostgreSQLで大きな違いはありません。DBMS稼働中に行うホットバックアップではOracleの方が多機能かつ容易です。
また紹介したRMANをGUIで実行できるように、Oracleでは「より簡単な操作かつ詳細なバックアップ設計」という点がバージョンを追うごとに着々と実装されています。
エンタープライズ市場でのニーズに応え、ライバルに打ち勝つためには、こういった面での操作がより簡単に行えることが必要です。それに比べてPostgreSQLの方はV8で少し実装が進んだとはいえ、機能面およびインターフェースの面で遅れをとっているという印象は否めません。
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著者プロフィール
ミラクル・リナックス株式会社 高橋 強
1993年某SIベンダへ入社後、Oracle、DB関連のコンサルティング、チューニング、社内案件の技術支援などを10年ほど担当。2004年ミラクル・リナックス株式会社へ入社。
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第9回:PostgreSQLの適用範囲を考える 〜 管理・運用編
データベース管理作業項目
コールド・バックアップ
OEM dbconsoleを用いたRMANバックアップ実行の例
OEM dbconsoleを用いたリストア(リカバリ)実行の例