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Big Brother
Big Brotherによるネットワーク監視

第5回:クライアントプローブのインストール
著者:イー・モバイル  矢萩 茂樹   2005/12/14
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ディスク使用率監視設定ファイル:bb-dftab

   ディスク使用率監視設定は"$BBCHOME/etc/bb-dftab"に登録しますが、このファイルのレコードフォーマットは以下のようになります。
パターン1:ホスト名指定なし
<partition> : <DFWARN値> : <DFPANIC値>
パターン2:ホスト名指定あり
<ホスト名> : <partition> : <DFWARN値> : <DFPANIC値>
   パターン1のホスト名が指定されていないパターンがディスク使用率の監視デフォルト値となります。ホストごとに個別の値を指定したい場合にはパターン2のホスト名を追加したパターンで指定します。

   設定値は注意レベルをDFWARN値に、警報レベルをDFPANIC値に"%"にて設定します。各値は100を超えて設定されていれば常に問題なしを意味する"Green"を返します。そして次に設定例を示します。

[bb@bb0.xy.jp ~/client/etc]$ cat bb-dftab
### bb-dftab
/:80:90
/tmp:50:70
/var:70:80
/usr:80:90
www.xy.jp:/var:50:70
mail.xy.jp:/var:50:60
### end of bb-dftab
[bb@bb0.xy.jp ~/client/etc]$
プロセス監視設定ファイル:bb-proctab

   プロセス監視設定は"$BBCHOME/etc/bb-proctab"に登録します。このファイルのレコードフォーマットは以下のようになります。

<ホスト名> : PROC値 : PAGEPROC値

   <ホスト名>にはbb-cputab同様にbb-hostsの登録ホスト名のほか、全ホスト共通のデフォルト値を意味する"localhost"が指定可能です。クライアントのホスト名がbb-proctabに登録されている場合には、そのレコードの設定値で監視を行います。

   ホスト名の指定がない場合には"localhost"のデフォルト設定値を採用し、"localhost"が登録されていない場合には、bbdef-client.shのPROC値とPAGEPROC値の設定で監視を行うので、それぞれのフィールドには監視するプロセス名を記述します。

   また起動禁止のプロセス指定も可能となっています。この場合には起動禁止プロセスの名前の前に"!"を付加することでそのプロセスが起動されていた場合に警報通知を行ないます。その設定例を次に示します。

[bb@bb0.xy.jp ~/client/etc]$ cat bb-proctab
### bb-proctab
localhost : bbrun syslogd !inetd !xinetd : cron sshd
bb0.xy.jp : !sendmail : httpd
dns.xy.jp : !httpd : named sendmail
mail.xy.jp : !httpd : named sendmail
www.xy.jp : !sendmail : httpd
### end of bb-proctab
[bb@bb0.xy.jp ~/client/etc]$
メッセージ監視設定ファイル:bb-msgstab

   メッセージ監視設定は"$BBCHOME/etc/bb-msgstab"に登録します。レコードフォーマットは以下のようになり、条件が増えてくると長くなるのですが、改行なしの一行で指定します。

<host>:<logfile>:<option>:<yellow-strings>:<red-strings>:<igonre-strings>
   <host>にはbb-hostsの登録ホスト名のほか、全ホスト共通のデフォルト値である"localhost"が指定可能となっています。クライアントのホスト名がbb-proctabに登録されている場合には、そのレコードの設定値で監視を行い、ホストが指定されていない場合には"localhost"の設定にしたがう処理は他と同様です。

   <logfile>は監視を行うファイル名を絶対パス指定で登録します。<option>の欄は将来拡張用フィールドですが設定項目はないので未記入となり、その後に監視条件のためのキーワード設定フィールドが続きます。

   <yellow-strings>が注意対象キーワード、<red-strings>が警報対象キーワード、<ignore-strings>が識別対象外キーワードになります。それぞれは bbdef-client.shのMSGS値・PAGEMSG値・IGNMSGS値の設定に対応します。

   これらのキーワード指定部分フィールド内では区切り記号を";"セミコロンとして複数のキーワードを定義可能となっており、キーワードは正規表現パターンでの指定も可能です。

   注意が必要なのはbb-msgstabを設定する場合には、bbdef-client.shの対応設定部分を未設定にする必要があり、MSGS・PAGEMSG・IGNMSGSは全部空白に設定しておくことが重要です。次に設定例を示します。

[bb@bb0.xy.jp ~/client/etc]$ bb-msgtabs
### bb-msgtabs
localhost:/var/log/messages::WARNING:NOTICE:
localhost:/var/log/maillog:: refused.*from;failed connection :error;ERROR : from localhost
www.xy.jp:/var/adm/messages::WARNING:NOTICE:
### end of bb-msgtabs
[bb@bb0.xy.jp ~/client/etc]$
コラム:メッセージ監視対象ファイルのパーミッション

   BBCLIENTによりメッセージ監視を行う場合には、監視対象となるファイルがbbアカウントから読める必要があります。今回の設定ではLinux系のOSの"/var/log/maillog"がrootのみ読み取り可能となっているために、障害とみなされます。次のコマンドで権限を変更しておきましょう。

[root@bb0.xy.jp /var/log]# chmod 640 maillog*
[root@bb0.xy.jp /var/log]# chgrp bb maillog*
[root@bb0.xy.jp /var/log]#


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イー・モバイル株式会社 矢萩 茂樹
著者プロフィール
イー・モバイル株式会社  矢萩 茂樹
2000年、個人で使えるメガレベルのサービスの可能性を目のあたりにしてADSL事業の立ち上げに参加。ADSLによるブロードバンドIPネットワークの設計・企画に従事。その関連業務で気軽に使えるネットワーク監視手法が必要となり、派生的結果としてオープンソースベースのツールをInternetWeekなどで紹介するに至る。現在、空気媒体のブロードバンド実現に向けて奮闘中。


INDEX
第5回:クライアントプローブのインストール
  はじめに
  2. bbconfigの実行
ディスク使用率監視設定ファイル:bb-dftab
  6. BBCLIENTの起動・確認