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第4回:LifeKeeper for Windowsのインストール
著者:サイオステクノロジー クラスタソリューショングループ
監修者:サイオステクノロジー  小野寺 章   2005/12/16
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LifeKeeper for Windows(LifeKeeper Core)のインストール

   操作はすべてアドミニストレータ権限のあるユーザで行う。

   OSの設定に関しては先ほど紹介した「プランニングおよびインストールの手引き」の「第2章 LifeKeeper環境のセットアップ」を参照していただきたい。

   それではLifeKeeper for Windowsのインストールについての説明をする。インストールはウィザード形式なので、簡単に作業を行うことができる。

   まずLifeKeeper Coreのsetup.exeを実行する。するとインストールシールドが起動し、図2の画面が表示されるので「Next」を押す。

インストールシールド画面
図2:インストールシールド画面

   次に、License Agreement(使用許諾)画面が表示されるので同意した上で「Yes」を押す。


Choose Destination Locationの設定

   Choose Destination Location(インストールパス)はデフォルト設定にてインストールするので「Next」を押す。インストールパスを変更することは可能だが、2バイトコードの文字列やスペースが入ったインストールパスや8文字より長いインストールパスは設定できない。

インストールパスの設定画面
図3:インストールパスの設定画面


installation typeの設定

   次に、installation type(インストールタイプ)を選択する。

インストールタイプの選択画面
図4:インストールタイプの選択画面

Typical
LifeKeeper CoreとすべてのCore Recovery Kitをインストールできる。
Compact
LifeKeeper CoreとVolume Recovery Kitのみインストールできる。
Custom
LifeKeeperコンポーネントをリストから選択し、インストールすることができる。

表6:インストールタイプの設定

   今回は「Typical」を選択し「Next」を押す。


TCP/IPのメディア・センスについての設定

   「メディア・センスを無効」にした場合はプライマリ・ネットワーク・アダプタから物理的にネットワーク・ケーブルを引き抜いた場合でも、LifeKeeperのIPローカル・リカバリー機能が正しく動作する。この場合、ローカル・リカバリー・アダプタ(バックアップNIC)にIPリソースを正常に回復することができるため、IPリソースのフェイルオーバーを避けることができる。

   「メディア・センス有効」にした場合はプライマリ・ネットワーク・アダプタから物理的にネットワーク・ケーブルが引き抜かれると、LifeKeeperのIPローカル・リカバリー機能ではローカル・リカバリー・アダプタにIPリソースを回復できない。この場合、IPリソースはバックアップ・サーバにフェイルオーバーされる。

   LifeKeeperでは「メディア・センスを無効」にすることが推奨されているので、今回は「はい」を押し、メディア・センスの設定を無効にする。

TCP/IPのメディア・センス設定画面
図5:TCP/IPのメディア・センス設定画面
(画像をクリックすると別ウィンドウに拡大図を表示します)

   最後に「Finish」を押してインストール作業は終了である。


HostIDの確認

   図6の画面はLKHostIDの表示画面である。

LKHostID表示画面
図6:LKHostID表示画面

   評価版のライセンスを取得する際にHostIDを登録する必要があり、画面に表示されているHostIDをコピーして保存し、「第2回:LifeKeeper for Linuxのインストール」を参考にして評価版ライセンス・キーを入手する。

   ライセンス・キー入力選択画面が表示されるので、「いいえ」を押しライセンス・キーの入力を終了し再起動を行う。

ライセンス・キー入力選択画面
図7:ライセンス・キー入力選択画面


ライセンス・キーの入力

   「スタートメニュー → LifeKeeper → License Key Installation」からライセンス・キー入力画面を起動し、ライセンス・キーを入力する。

   ライセンス・キーの入力方法には、直接ライセンス・キーを入力する場合とファイルからライセンス・キーを読み込ませる場合がある。今回は直接ライセンス・キーを入力するので「いいえ」を押す。ライセンス・キーをファイルから読み込ませる場合には、フルパスでライセンス・キーの記述されているファイルを記入する必要がある。

ライセンス・キー入力方式選択画面
図8:ライセンス・キー入力方式選択画面

   ライセンス・キー入力画面が表示されたら、図9を参考にライセンス・キーを入力して「OK」を押す。

ライセンス・キー入力画面
図9:ライセンス・キー入力画面

   ライセンス・キーの入力後、Windowsサービスの「LifeKeeper」、「LifeKeeper External Interfaces」を再起動する。

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サイオステクノロジー株式会社 クラスタソリューショングループ
著者プロフィール
サイオステクノロジー株式会社 クラスタソリューショングループ
サイオステクノロジーにおいて、SteelEye LifeKeeperの技術サポートや構築支援を行うエンジニア集団。日本国内で、彼ら以上にLifeKeeperを知る者たちはいないと自負している。世の中のすべてのHAクラスタがLifeKeeperになることを夢見て日々奮闘を続けている。


サイオステクノロジー株式会社 小野寺 章
監修者プロフィール
サイオステクノロジー株式会社  小野寺 章
インフラストラクチャービジネスユニット
エンタープライズソリューション部 部長
国産汎用機メーカに入社し、汎用機のSEを10数年担当、1994年頃からオープン・ダウンサイジングブームの到来とともにUNIX系OSを担当し、Solaris、HP/UXでSun Cluster、Veritas Cluster、MC/ServiceGuardなどを使用した、多数のミッションクリティカルシステムのHAシステム構築に従事。2001年ノーザンライツコンピュータ(現サイオステクノロジー)へ入社後、SteelEye LifeKeeperの総責任者としての国内での販売・サポート業務に従事。


INDEX
第4回:LifeKeeper for Windowsのインストール
  はじめに
LifeKeeper for Windows(LifeKeeper Core)のインストール
  LifeKeeper Data Replication for Windowsのインストール
  製品紹介